3年ほど愛用したモンベルの登山靴「アルパインクルーザー2300」のソールが減ってきたので、ソールの張り替え（リソール）に出してきました。年末年始を挟んだ時期でしたが、一か月ほどできれいになって戻ってきました。
この記事では、「アルパインクルーザー2300」のソール交換について、交換の依頼から交換後の受け取りまでの流れや、期間、料金などについて紹介します。
3年間愛用した登山靴「アルパインクルーザー2300」
2021年の冬に購入したモンベルの登山靴「アルパインクルーザー2300」のソールの張り替えをモンベルにお願いしてきました。
「アルパインクルーザー2300」はモンベルの登山靴で、主に春～秋の縦走やテント泊向けのモデルです。レザーではなくファブリック素材なので、軽くて通気性の良い登山靴です。本格的な雪山には向きませんが、それ以外のシーズンであれば、たいていどの山域にも行くことができます。2024年現在、すでにアルパインクルーザー2300は廃版になっていて、「アルパインクルーザー1000」が後継モデルとなっています。
登山を始めたころは、AKUのトレッキングシューズで低山に登っていました。その後、低山だけでなく、八ヶ岳など岩稜帯のある山にも登るようになったのと、テント泊を装備をそろえたこともあって、ソールがもう少し固い登山靴がほしくなり、アルパインクルーザー2300を購入したのでした。
アルパインクルーザー2300は、私の足によく合っていたようで、どんなに長く歩いても、靴ずれや足の痛みは一切なし。ソールに使われているトレイルグリッパーはグリップがあって、とても歩きやすいです。そんなこともあって、北アルプスや八ヶ岳だけでなく、丹沢や奥多摩の低山に登るときにも、ほぼこのアルパインクルーザ2300を履いていました。
ソール張り替えに出す前の「アルパインクルーザー2300」の状態
そんなアルパインクルーザー2300ですが、3年ほど履き続けたせいもあり、ソールがだいぶ減ってきていました。
角がとれて丸くなったアルパインクルーザー2300のアウトソール
ソールの溝はまだしっかり残ってはいますが、角が丸くなってきています。特にかかとに近いところは角がほとんどなくなり、滑らかな状態になってしまいました。
かかと部分のソールがボロボロに……
歩き方の問題なのか、素材の問題なのか、かかとの部分がささくれ立つように削れてしまい、ボロボロになっています。歩くときに問題になるようなところではありませんが、ちょっと気になっていました。
つま先部分も角が取れて丸くなったアルパインクルーザー2300のソール
つま先のほうも、溝はそれなりに残ってはいますが、やはり端のほうから丸く摩耗しているようです。
実際に登山をしていてソールの減りを感じたことはありません。ただ、ぴったりと足に合っていて歩きやすいこの登山靴を、もうしばらく使いたいと思ったので、今回、ソースの張り替えをお願いしたのでした。
ちなみに、モンベルでは3～5年での張り替えをおすすめしているようです。
モンベルの登山靴のソール張り替えの流れ
12月下旬に、アルパインクルーザー2300をモンベルの店舗に持ち込みました。ここでは、登山靴を店舗に持ち込んでから、ソールの張り替えが終わるまでの流れを簡単に紹介します。
店舗に持ち込む前の作業
持ち込む前に、以下の作業をしっかりとしておきましょう。
- 登山靴全体をしっかりと洗っておく（ソール張り替えの際にクリーニングが必要になると、追加料金がかかりそうです）
- 靴紐とインソールを外しておく
靴紐とインソールを外して、ふだんの登山後と同じように靴を洗いました。3年も使っていると、いくら洗ってもそんなにきれいになるものではないですが、いつもどおり、ブラシで軽くこするくらいでざっと汚れを落とせばいいみたいです。
その後、しっかりと乾かしてから、店舗に持ち込みました。
モンベルの店舗でソールの張り替えを依頼
モンベルの店舗にアルパインクルーザー2300を持ち込み、ソールの張り替えをお願いしました。
店員さん、ざっと靴の状態を見て、「アッパーの状態は悪くないのでソールの張り替えは既定の料金でできると思う。それでも15,000円くらいはかかるので、場合によっては新しい登山靴を買うことも考えてもいいかもしれない」とのアドバイス。
ただ、前述のように、ぴったりと足に馴染んでいる靴でしたので、アッパーの状態に問題がないのなら、もうしばらく使いたいということをお伝えして、ソールの張り替えをしてもらうことにしました。
ソールの張り替えの修理代が値上げされたようで、少し追加すると新品の登山靴を購入することができてしまうため、そのように案内しているとのことでした。
申し込み用紙に連絡先や氏名などを記入して、注意事項の説明を受けました。
- ソールの張り替え後、見た目が少し変わることがある
- ソールの張り替え後、履き心地が少し変わることがある
- アッパーの状態などによっては、ソールの張り替えができないことがある
- ソールの張り替え以外に補修が必要な箇所があると、料金が上がることがある
このような説明を受けました。
料金については、店員さんの見立てでは15,000円以内でおそらく大丈夫ということでしたが、店員さんの提案で、16,000円を超えそうであれば、ソールの張り替え作業の前に連絡をもらうことにしました。
ソール張り替えの修理期間は約4～5週間見ておいてほしいとのことでした。モンベルのWebサイトにも同じように書かれていました。
1か月後、店舗に受け取りへ
12月20日に店舗に持ち込んだのですが、ちょうど1か月後の1月19日にソールの張り替えが完了したと店舗から電話がありました。翌週、店舗に取りに行きました。
依頼時に受け取った申し込み用紙の写しを提示すると、リソールされた登山靴が出てきました。その場で状態を確認し、料金を支払います。料金は13,500円（税込み）でした。当初予定の15,000円よりも少し安く済みました。
修理（ソールの張り替えを含む）ではポイントは付かないそうですが、修理の履歴が残るそうなので、モンベルのカードを提示しました。
ソール張り替え後の「アルパインクルーザー2300」の状態
戻ってきた「アルパインクルーザー2300」の状態を見てみましょう。
ソールが新品に交換されたアルパインクルーザー2300
張り替えられたアウトソールは、あたりまえですが、角がしっかりしていて、ぴかぴかです。新品同様、というより、ソールは新品ですね。
ボロボロだったかかと部分もきれいに！
ささくれ立ってボロボロになっていたアウトソールのかかとの部分もしっかりしています。
アウトソールだけでなくラバー部分も交換してくれたようです
アウトソール、ミッドソールの上のラバーランドの部分も含めて、新しいものに交換されているようです。ソールの張り替えに出す前は、ラバーのところに細かい傷や汚れがたくさんあったのですが、新品のようにきれいになっています。
張り替えを依頼するときに注意事項として説明を受けた「見た目」ですが、交換した部分が新しくなった以外は、特に変わっていないように見えます。ソール張り替え後、まだ登山で利用していないので、履き心地の変化などはわかりませんが、見た感じは問題なさそうに思います。
【まとめ】登山靴を長く愛用するにはソールの張り替えがおすすめ！
モンベルの登山靴「アルパインクルーザー2300」のソールの張り替えをお願いしたときの様子をご紹介しました。
アルパインクルーザー2300の価格は28,000円（税込み）くらいだったはずですが、結果的にはその半額くらいの出費で、アッパー以外のソール部分をほぼ新品同様にリフレッシュすることができました。
自分の足にあう登山靴は貴重ですし、足に馴染むまでに時間もかかります。少しでも長く使いたいと思っていたので、今回のソールの張り替えはとても良かったです。国内メーカーで、店舗も多いモンベルだと、今回のようなアフターサービスも手厚くて良いですね。登山靴に限らず、ウェアやギアの修理や補修をいろいろと受け付けてくれるようです。
昨年の6月に、低山向けにミドルカットの「マウンテンクルーザー600」を購入したので、今回ソールを張り替えた「アルパインクルーザー2300」と併用していきたいと思います。
以上、「【リソール】モンベルにアルパインクルーザー2300のソール張り替えを依頼！ 依頼方法、料金、仕上がりまとめ」でした。靴の状態にもよりますが、比較的リーズナブルにソールの交換をできて良かったです。
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