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【巻機山】雲上の楽園と山頂からの絶景を楽しむ前泊日帰り登山!

おだやかな起伏が続く巻機山山頂付近の草原 上信越
おだやかな起伏が続く巻機山山頂付近の草原
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新潟・群馬県境にある日本百名山「巻機山」に登ってきました。前巻機山までの登りはかなりキツいですが、登りきった山頂付近に広がる雪田草原は本当に見事! 池塘が点在し、高山植物が咲く高原のような穏やかな風景が広がっています。稜線や山頂付近からの谷川連峰や越後三山の眺めも素晴らしく、とても良い山でした。巻機山(本峰)だけでなく、牛ヶ岳や割引岳にも足を延ばしてみました。

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日本百名山「巻機山」とは?

巻機山(まきはたやま)は、新潟県南魚沼市と群馬県みなかみ町にまたがる日本百名山の山です。巻機山(本峰)の標高は1,967メートル。前巻機山(1,861メートル)、牛ヶ岳(1,961.6メートル)、割引岳(1,930.8メートル)と本峰をあわせて「巻機山」と総称するようです。

「巻機山」という山名は、山中で美女が機を織っていたという伝説に由来するとのこと。主要な登山口がある魚沼地域では古くから機織りが盛んで、巻機山は「機織りの神」として信仰されていたそうです。

巻機山の特徴は、なんといっても山頂付近に広がる高原のような「雪田草原」です。豪雪地帯に位置する巻機山では、雪融けが遅く、山頂付近では樹木が育ちにくいため、草原が広がっているのだそうです。その草原には、雪融けとなる6月から8月頃にかけてさまざま高山植物が咲き誇ります。

今回歩いたルートは以下のとおりです。

新潟県の清水という集落の近くにある登山口から「井戸尾根」を登るコースです。もっとも一般的な登山コースで、危険箇所はありません。ただ、登山口と山頂の標高差は1,200メートル以上にもなるうえに、樹林帯は粘土質の滑りやすい土が多く、その上部は大きな岩が多い急登が続くなど、中級者向けの山です。

稜線に出たところにある前巻機山から、稜線を歩いて巻機山へ。その後、牛ヶ岳と割引岳も往復し、「巻機山」と呼ばれる4つのピークを巡ってきました。

ちなみに、同じ登山口から、沢沿いを登る「ヌクビ沢コース」「割引沢(天狗尾根)コース」もありますが、いずれも上級者向けのコースです。9月頃までは雪が残るそうですし、下山には利用できないルートになっています。初めて巻機山に登るのであれば、井戸尾根コースが無難です。

今回の主な行程は以下のとおりです。

  • 05:25 巻機山登山口(桜坂駐車場) 出発
  • 08:20 前巻機山
  • 08:35 巻機山避難小屋 到着(小休止)
  • 08:50 巻機山避難小屋 出発
  • 09:15 御機屋(巻機山 山標柱)
  • 09:30 巻機山 山頂
  • 09:50 牛ヶ岳 山頂
  • 10:50 割引岳 山頂
  • 11:10 御機屋(巻機山 山標柱)到着(お昼休憩)
  • 11:40 御機屋(巻機山 山標柱)出発
  • 12:00 巻機山避難小屋
  • 14:30 巻機山登山口
  • 15:15 清水バス停 下山

六日町駅から路線バスが通じている清水の民宿に前泊、翌日は登山口まで車で送ってもらい、午前5時半頃に出発しました。巻機山に登頂したあとは、牛ヶ岳と割引岳を往復、巻機山山頂標柱がある「御機屋」という広場でお昼休憩をとってから下山しました。

距離15.8km、累積標高(上り)は1,627メートルでした。下山は登山口からさらに2kmくらい下の清水バス停まで歩きましたので、駐車場がある登山口からのピストンであれば14kmくらいだと思います。

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巻機山登山口への公共交通機関でのアクセス

終点の清水バス停に到着した南越後観光の路線バス

終点の清水バス停に到着した南越後観光の路線バス

巻機山の主要な登山ルートの登山口は、いずれも新潟県南魚沼市清水にあります。JR上越線の六日町駅から南越後観光バスの路線バス「六日町~沢口~清水線」の清水行きに乗車、終点の清水バス停で下車します。

  • 巻機山登山口
    • JR上越線の「六日町駅」から南越後観光バス「六日町~沢口~清水線」に乗車、終点の清水バス停で下車(所要時間約50分、運賃510円)
    • 清水バス停から車道を約40分歩いて、登山口のある桜坂駐車場へ

南越後観光バス「六日町~沢口~清水線」の時刻表については、南越後観光バスのWebサイトをご確認ください。以下のURLから、「六日町~沢口~清水線」をタップすると、PDFの時刻表が開きます。

南越後観光バス
南越後観光バス,南越後観光バス株式会社

南越後観光バス「六日町~沢口~清水線」の清水行きのバスは1日3本しかありません。午前中は六日町駅08:15発、清水08:50着の1本のみです。このバスは、東京方面からの上越新幹線の始発列車に乗っても間に合いません。そのため、前日の最終バス(六日町駅16:35発 → 清水17:10着)で清水まで行き、近くにある民宿に前泊するのがおすすめです。

清水の集落にある民宿は、以下の「巻機山の宿」のWebサイトに掲載されています。

巻機山の宿
日本百名山巻機山の麓の村清水の民宿、登山、歴史、行事、自然に関する情報をお知らせしています
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【登山口~前巻機山】ブナ林の樹林帯から笹の急登、階段を登りきって前巻機山へ!

桜坂駐車場にある巻機山登山口から井戸尾根を登っていきます。序盤はブナ林が美しい樹林帯、その後は笹の中の登山道をジグザグに急登、最後に山の斜面を直登する階段を登りきって、前巻機山(ニセ巻機山)の山頂へ到着します。

桜坂駐車場にある巻機山登山口から出発!

桜坂駐車場にある登山口からスタート

桜坂駐車場にある登山口からスタート

前泊した民宿の車で登山口の前まで送っていただきました。時刻は午前5時半前。ここで支度を済ませて出発です。

登山口となる桜坂駐車場には、トイレと靴の洗い場はありましたが、飲料の自動販売機などはありませんでした。飲み物は事前に用意しておいた方がよさそうです。

登山口近くにある井戸尾根コースとヌクビ沢・天狗尾根コースの分岐

登山口近くにある井戸尾根コースとヌクビ沢・天狗尾根コースの分岐

駐車場から砂利道を少し入ったところに、井戸尾根コースと、ヌクビ沢・天狗尾根コースの分岐があります。ここは右側の井戸尾根コースを登っていきます。

ブナ林を眺めながら滑りやすい粘土質の登山道を登る

登山口からすぐに樹林帯の登りが始まる

登山口からすぐに樹林帯の登りが始まる

すぐに樹林帯の登りが始まります。とっくに日の出の時刻は過ぎていますが、まだ日の光が当たっていないので登山道は薄暗いです。今日は地上では30℃を超える暑さになるとのことですが、この時間帯はひんやりとしていて気持ちがいいです。

滑りやすい粘土質の土が多い井戸尾根コースの樹林帯

滑りやすい粘土質の土が多い井戸尾根コースの樹林帯

少し登ると、すぐに赤っぽい色の土に変わります。粘土質の土のようで、とても滑りやすいです。なるべく赤い土を踏まないように、踏まざるを得ないところは先人がつけてくれた踏みあとを辿って慎重に登っていきます。

粘土質の赤土対策で装着したゲイター

粘土質の赤土対策で装着したゲイター

登山道がぬかるんでいるという情報があったので、一応、ゲイターを装着してきました。ただ、前日に雨が降らなかったせいか、思ったほどぬかるんでいません。ゲイターがなくても問題なさそうなレベルでした。

井戸尾根「四合目」を示す標柱

井戸尾根「四合目」を示す標柱

倒壊した「四合目」を示す道標がありました。登山口の桜坂駐車場が一合目で、山頂が十合目になっているそうですが、「〇合目」を示す道標なり標柱なりを確認できたのは、四合目、五合目、六合目、八合目、九合目だけでした。

ブナの新緑が美しい井戸尾根の樹林帯

ブナの新緑が美しい井戸尾根の樹林帯

井戸尾根の登山道は、ブナ林に覆われています。新緑が美しいブナを眺めながら、ゆっくりと登っていきます。

井戸尾根の五合目

井戸尾根の五合目、少し開けていて休憩に良い場所です

登山口から1時間弱で「五合目」まで登ってきました。もう半分?と思いましたが、全くそんなことはありません(笑) 標高差では400メートルくらい登ってきましたが、山頂まではコースタイムでも標高差でも三分の一くらいのところです。

五合目は少し開けているので、ここでザックを下ろして水分補給をしました。

六合目を超えると植生が変わって低木の道へ

ブナ林が続く井戸尾根コースの登山道

ブナ林が続く井戸尾根コースの登山道

五合目から先もしばらくはブナ林が続きます。ところどころ、赤土の滑りやすいところもあるので、注意しながら登っていきます。

五合目から先も粘土質の赤土がある井戸尾根の登山道

五合目から先も粘土質の赤土がある井戸尾根の登山道

ブナの新緑はとてもきれいなのですが、あまり見惚れていると、足元の粘土質の赤い土に足をとられます。

井戸尾根の六合目

井戸尾根の六合目、ここも少し開けています

五合目から30分ほどで六合目に到着。

井戸尾根六合目からの割引岳と割引沢の眺め

井戸尾根六合目からの割引岳と割引沢の眺め

これまでほとんど視界が開けているところはなかったのですが、六合目は西側が開けています。目の前に沢が流れているのが見えますが、あれが割引沢のようです。正面に見える三角形の山が「割引岳」です。割引沢を登るコースは、この沢沿いを登るのでしょうね。割引山には巻機山に登頂後に行く予定ですが、ここから見ると右側の斜面を登っていくことになります。

六合目から上は笹や低木に植生が変わる井戸尾根の登山道

六合目から上は笹や低木に植生が変わります

六合目を過ぎると、ブナ林が終わり、笹や低木の植生に変わりました。登山道も、土が主体の道から、石や岩が多めの道に変わります。

六合目の少し上に咲いていたハクサンシャクナゲの花

六合目の少し上に咲いていたハクサンシャクナゲの花

低木の道になると、樹林帯ではまったく見かけなかったお花が咲いています。この白いシャクナゲは「ハクサンシャクナゲ」です。ほかのところではあまり見かけませんでしたが、六合目の少し上で咲いていました。

六合目から上のあちこちで咲いていた「アカモノ」の花

六合目から上のあちこちで咲いていた「アカモノ」の花

あちこちで見られた「アカモノ」の花。釣鐘型の小さな白い花がかわいらしいですね。

視界が開けた「標高1564m地点」で小休止

眺望が一気に開ける「標高1564m地点」

眺望が一気に開ける「標高1564m地点」、ここで休憩します

六合目から30分ほど登ると、岩や石がゴロゴロした開けた場所に出ました。YAMAPの地図では「標高1564m地点」となっています。登山口からは800メートルほど登ってきたことになりますね。ここで少し休憩することにします。

標高1564m地点からの眺望

標高1564m地点からの眺望、妙高山、火打山、北アルプスまで一望です!

ここへきて、ようやく広い範囲で視界が開けました。西のほうを見ると、青空の下、遠くに妙高山と火打山が並んでいるのが見えます(写真中央奥の山)。その左側には、北アルプス北部の山並みまで見渡すことができます。その左側に見えるのは苗場山でしょうか。

標高1564m地点からの谷川連峰の眺め

標高1564m地点からの谷川連峰の眺め

谷川連峰の山々も一望です! 写真左側から平標山~仙ノ倉山、中央左側の三角形の山が万太郎山、その左側は茂倉岳、一ノ倉岳です。谷川連峰の山は近いだけあって、大きく、迫力がありますね。険しい山容も一目瞭然です。

こんな景色を眺めながら、水分補給の休憩を取りました。

笹原の急登をジグザグに登って八合目へ

標高1564m地点から上は笹の急登をジグザグに登る

標高1564m地点から上は笹の急登をジグザグに登ります

標高1564m地点から先は、両側に笹が生い茂る登山道になります。斜面にジグザグに付けられた道を登っていきます。

大きな岩や石が多めの井戸尾根の登山道

大きな岩や石が多めの井戸尾根の登山道

この道がかなり急登で、しかも大きな石や岩が多く、足を大きく上げる場面も増えてきて、なかなかしんどいです。

標高1564m地点より上からの谷川連峰の眺め

標高1564m地点から少し登ると谷川岳まで見えてきました

ただ、視界が開けてくると、疲れて立ち止まった時に、この絶景を眺めることができるのがうれしいですね。先ほど休憩していたところでは見えなかった谷川岳(写真の一番左の山)まで見えるようになってきました。

井戸尾根登山道からの素晴らしい眺望

井戸尾根登山道からの素晴らしい眺望

急登のせいか、どんどん標高が上がるので、見える景色もどんどん変わってきます。それにしても、素晴らしい景色! 良いお天気に恵まれて感謝です。

笹の急登を終えると階段が現れる井戸尾根の登山道

笹の急登を終えると階段が現れます

ジグザグの急登が終わると、次は階段が出てきます。先ほどの岩が多めの急坂よりは歩きやすいですが、ここへ来ての階段はかなり堪えます。

周囲は笹もなくなり、草原のようになってきました。

井戸尾根八合目付近に咲く「ハナニガナ」

井戸尾根八合目付近に咲く「ハナニガナ」

植生が変わると、咲いている花も変わってきますね。この黄色い花は「ハナニガナ」でしょうか。黄色い花は似ているものが多いので、見分けるのが難しいです……。

見晴らしが素晴らしい井戸尾根「八合目」

見晴らしが素晴らしい井戸尾根「八合目」

午前8時過ぎ、登山口から約2時間半でようやく八合目に到着しました。八合目の標柱だけ、なぜかやけに立派です。バックの谷川連峰の山々が素晴らしいです。

高山植物を眺めながら長い階段を登って稜線へ!

八合目からもさらに続く階段

八合目からもさらに続く階段

まだまだ階段が続きます。まるで空へと続くような階段、この先に見える山は巻機山ではなく、前巻機山です。「ニセ巻機山」と呼びたくなるのはわかりますね……。標高1,750メートルを超えるところまで登ってきても、いまだに巻機山の山頂は見えません。

井戸尾根八合目付近に咲く「ウラジロヨウラク」

井戸尾根八合目付近に咲く「ウラジロヨウラク」

ウラジロヨウラクという釣鐘形の小さなお花。六合目の近くにも釣鐘型の「アカモノ」がありましたが、こちらは花全体が赤いですね。いずれもツツジ科の花のようです。

井戸尾根八合目より上に咲く「タテヤマリンドウ」

井戸尾根八合目より上に咲く「タテヤマリンドウ」

青白いきれいな花は「タテヤマリンドウ」でしょうか。この時期、このリンドウ系のお花が登山道脇にたくさん咲いていました。今回の山行で一番多く咲いていた花です。

稜線まであと一息の井戸尾根の階段

稜線まであと一息の井戸尾根の階段

階段はしんどいですが、お花を眺めたり、写真を撮ったりしながらゆっくりと登っていきます。今回は早朝から登り始めていますし、清水バス停を17時過ぎに出るバスに間にあえばいいので、時間はたっぷりあります。

井戸尾根の登山道脇に咲く「ハクサンボウフウ」

井戸尾根の登山道脇に咲く「ハクサンボウフウ」

これはハクサンボウフウでしょうか?

階段を登りきると目の前に広がる高原のようなおだやかな風景

階段を登りきると目の前に広がる高原のようなおだやかな風景!

階段を登りきって稜線に出ると、その先にはこんなに穏やかな、まるで高原のような風景が広がっていました。ここまでの登山道の様子からは想像ができない景色だったので、ちょっと驚きました。

そして、目の前に、ようやく巻機山が見えてきました。正面の稜線の一番高いところが巻機山でしょう。左側から周り込むようにして登っていくことになるようです。

素晴らしい稜線歩きで「前巻機山」(ニセ巻機山)へ

巻機山の素晴らしい稜線歩き

巻機山の素晴らしい稜線歩き

ここからは素晴らしい稜線歩きのご褒美タイムです。写真左側には、六合目から見上げた割引岳が見えています。ほぼ同じ高さまで登ってきました。右側には巻機山の稜線。

ニセ巻機山(前巻機山)の山頂

ニセ巻機山(前巻機山)の山頂、南側の眺望が素晴らしいです

すぐに山頂のようなところに出ました。ここがニセ巻機山(前巻機山)です。八合目から見上げていた山は、この前巻機山だったのですね。

ニセ巻機山(前巻機山)からの谷川連峰の眺め

ニセ巻機山(前巻機山)からの谷川連峰の眺め

「ニセ」とはいえ、眺望は素晴らしく、特に南側の谷川連峰の山々を眺めるならココが一番でしょう。

巻機山の山頂付近にたくさん咲いている「タテヤマリンドウ」

巻機山の山頂付近にたくさん咲いている「タテヤマリンドウ」

この稜線の登山道脇には、リンドウの花がたくさん咲いていました。淡い青色がとてもきれいな花ですね。

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【巻機山・牛ヶ岳・割引岳】雪田草原を眺めながらの絶景山歩!

稜線まで登ってきたら、高山植物が咲く雪田草原を眺めながらの山歩きです。巻機山に登ったあとはそのまま牛ヶ岳へ。その後、いったん分岐まで引き返して、次は割引岳を目指します。

ワタスゲの群生を眺めながら巻機山避難小屋へ

ニセ巻機山から下る稜線の登山道

ニセ巻機山から下る稜線の登山道

ニセ巻機山からいったん下っていきます。それにしても素晴らしい稜線歩きです。アルプスのようなアルペン的な眺望が広がる山もいいですが、この高原のような穏やかな風景の中を歩くのも最高です。

巻機山山頂付近で見かけた「イワイチョウ」

巻機山山頂付近で見かけた「イワイチョウ」

登山道脇に咲く白い花。イワイチョウでしょうか。

巻機山山頂付近の雪田草原に広がるワタスゲの群生

巻機山山頂付近の雪田草原に広がるワタスゲの群生

そして、斜面の草原にはワタスゲの群生! ちょうど時期だったようで、ここだけでなく、あちこちでワタスゲが咲いている様子を見ることができました。

巻機山避難小屋

巻機山避難小屋、裏にトイレもあります

ニセ巻機山から鞍部まで下ってくると、そこが巻機山避難小屋です。小屋の裏にトイレがあります。

登山開始から約3時間半。おなかが空いてきましたが、お昼休憩にはまだ早いので、行動食を食べることにして、少し長め(といっても15分くらいですが)の休憩を取りました。

池塘が点在する草原から階段を登りきって巻機山山頂標柱のある御機屋へ

避難小屋から少し登ったところからのニセ巻機山の眺め

避難小屋から少し登ったところからのニセ巻機山の眺め

十分に休憩したので先へ進みましょう。巻機山避難小屋から少し登り返したところから振り返ると、こんな感じ。左側に見えるピークがニセ巻機山(前巻機山)です。このあと巻機山の本峰に登りますが、明らかにニセ巻機山のほうがピーク感があります。

池塘が点在する雪田草原の風景

池塘が点在する雪田草原の風景

避難小屋からは木道や階段が続いていて、とても歩きやすいです。草原の中に池塘が点在していて、その池塘のそばにワタスゲが咲いています。

まるで高原を歩いているような巻機山の雪田草原の風景

まるで高原を歩いているような巻機山の雪田草原の風景

こういうところを歩いていると、登山に来ているのを忘れて、高原散策をしているような気分になってきます。まあ、ここに来るまでにさんざん登っているわけではありますが……。

おだやかな起伏が続く巻機山山頂付近の草原

おだやかな起伏が続く巻機山山頂付近の草原

池塘が点在する平坦なところから再び階段を登っていきます。少し登ったところで振り返ると、本当におだやかな景色。背後の荒々しい谷川連峰の山々とは対照的です。

巻機山の山頂へ続く木の階段

巻機山の山頂へ続く木の階段

淡々と階段を登っていきます。風が気持ち良いですし、歩きやすいのですが、階段はキツイです(笑)

巻機山山頂標柱がある広場「御機屋」

巻機山山頂標柱がある広場「御機屋」に到着!

階段を登りきると、そこそこの広さのある広場に出ました。ここは「御機屋」(おはたや)という場所です。

御機屋にある巻機山の山頂標柱

御機屋にある巻機山の山頂標柱、本当の山頂はもう少し先です

この「御機屋」の広場には巻機山の山頂標柱があります。文字が消えかかっていますが、木製の標柱に「巻機山頂」とあります。最高点ではないのですが、ここを山頂としているようです。

御機屋からの越後三山の眺め

御機屋からの越後三山の眺め

ここまで登ってくると、初めて北側の眺望が開けます。写真左側から八海山、越後駒ヶ岳、中ノ岳の越後三山です。きれいに三つの山が並んでいますね。

御機屋からの雪田草原の眺め

御機屋からの雪田草原の眺め

先ほど階段を登ってきたほうを見てみると、素晴らしい眺望が広がります。池塘や雪渓が点在するたおやかな高原が広がる巻機山は本当に良い山ですね。

ニセ巻機山(前巻機山)の奥(写真左側)の山の連なりは、谷川連峰へと続く稜線のようです。あの稜線が新潟県と群馬県の県境を成しているようです。

巻機山の山頂を超えて高山植物を眺めながらの山歩き!

しばらく御機屋で景色を眺めたり、他の方とお話をしたりして休憩したあと、まずは巻機山の本峰を目指します。

御機屋から巻機山の山頂・牛ヶ岳に続く素晴らしい稜線

御機屋から巻機山の山頂・牛ヶ岳に続く素晴らしい稜線

御機屋からはこの稜線を歩いていきます。巻機山の本当の山頂までは約10分。緩やかなアップダウンの楽しい道が続きます。前方に見えるわずかに高くなっている丘のようなところが、巻機山の本当の山頂(最高点)のようです。

巻機山山頂付近の稜線に点在する池塘とワタスゲの群生

巻機山山頂付近の稜線に点在する池塘とワタスゲの群生

この稜線は、雪田草原らしい風景が続きます。あちこちに小さな池塘が点在し、その周りにワタスゲが群生しています。登山道脇にも、いろいろな高山植物が咲いています。

ケルンがある巻機山の本当の山頂

ケルンがある巻機山の本当の山頂

ケルンがある場所が巻機山の本当の山頂のようです。ケルン以外には山頂を示すものは何もありません。日本百名山なので何か山頂を示すものを立てればいいのにと思いましたが、この草原のおだやかな風景を楽しむなら、何もないほうが良いのかもしれません。

このまま牛ヶ岳を目指します。牛ヶ岳まではこのケルンがある場所からコースタイムで20分です。

巻機山山頂から牛ヶ岳へと続く穏やかな木道

巻機山山頂から牛ヶ岳へと続く穏やかな木道

巻機山山頂から牛ヶ岳への道も、緩やかな高原の道が続きます。先に見える牛が横になったような台形の山が牛ヶ岳です。少し下ってから登り返すことになります。

牛ヶ岳への登山道脇に咲くイワイチョウの花

牛ヶ岳への登山道脇に咲くイワイチョウの花

巻機山から牛ヶ岳への登山道の近くにも、高山植物がたくさん咲いています。白い花ながら、なかなか存在感のあるイワイチョウが咲いていました。

牛ヶ岳への登山道脇に咲くハクサンフウロ

牛ヶ岳への登山道脇に咲くハクサンフウロ

数は多くありませんでしたが、薄紫色が美しいハクサンフウロも見かけました。

巻機山~牛ヶ岳の間に咲くオノエラン?

巻機山~牛ヶ岳の間に咲くオノエラン?

ちょっとピンぼけで申し訳ないですが、ラッパ型の小さな白い花も咲いていました。オノエランでしょうか?

越後三山の展望台、牛ヶ岳に登頂!

牛ヶ岳へと登る木道の道

牛ヶ岳へと登る木道の道

牛ヶ岳への道も木道や階段が整備されていて歩きやすいです。牛ヶ岳への登りにかかりますが、ここはそれほど急ではありません。

牛ヶ岳山頂にある三角点

牛ヶ岳山頂にある三角点

登りきったところに三角点がありましたが、ここが牛ヶ岳の山頂のようです。標高は1,961.6メートルで、先ほど通過してきた巻機山よりわずか5メートルほど低いです。

牛ヶ岳山頂付近の笹の道

牛ヶ岳山頂付近の笹の道

山頂の平らな部分には道が付けられているので、一番北側の端まで行ってみます。

牛ヶ岳山頂付近にぽつぽつと咲き始めていたニッコウキスゲ

牛ヶ岳山頂付近にぽつぽつと咲き始めていたニッコウキスゲ

山頂付近には、ニッコウキスゲがぽつぽつと咲き始めていました。つぼみもたくさんあったので、見頃はこれからなのでしょう。

牛ヶ岳山頂からの越後三山の眺め

牛ヶ岳山頂からの越後三山の眺め

牛ヶ岳山頂付近からの越後三山の眺めです。御機屋から眺めたときよりもわずかに近くなったからなのか、見晴らしが良くなったからなのか、迫力がすごいです。越後三山を眺めるなら、この牛ヶ岳の山頂がよさそうですね。まさに越後三山の展望台です。

牛ヶ岳山頂からの六日町・浦佐あたりの街並みの眺め

牛ヶ岳山頂からの六日町・浦佐あたりの街並みの眺め

北西側には街並みが見えています。六日町~浦佐あたりの町でしょう。新潟らしく、田んぼがとても多いのが印象的です。

牛ヶ岳山頂から眺める巻機山~割引岳

牛ヶ岳山頂から眺める巻機山~割引岳

西側には、巻機山から続く稜線と、円錐形のきれいな山容の割引岳が見えています。割引岳の左側にある横長の雪渓を渡っていくことになります。標高2000メートルに満たない山なのに、7月に入っても雪渓が残っているのは、さすがに豪雪地帯の山ですね。

牛ヶ岳の山頂でもしばらく景色を楽しみました。

お花畑を眺めながら割引岳へ!

牛ヶ岳の山頂から、巻機山の山頂標柱がある御機屋まで戻り、そこから割引岳を目指します。「割引岳」の読み方は、「わりびきだけ」「わりめきだけ」「われめきだけ」といろいろあるそうです。

巻機山山頂近くにある顔のような形をした池塘

巻機山山頂近くにある顔のような形をした池塘

巻機山山頂近くにある顔のような形をした池塘。ニヤリと笑っていますね。

割引岳山頂への登山道脇に咲くイワカガミの花

割引岳山頂への登山道脇に咲くイワカガミの花

御機屋から割引岳への道へ入ります。登山道脇には高山植物がたくさん咲いていますが、巻機山~牛ヶ岳とは違う種類の花が多いようです。まず咲いていたのはイワカガミ。

割引岳山頂への登山道脇に咲くハクサンコザクラ

割引岳山頂への登山道脇に咲くハクサンコザクラ

そして、紫色の花が鮮やかなハクサンコザクラ。

割引岳への登山道のまわりで群生しているハクサンコザクラ

割引岳への登山道のまわりで群生しているハクサンコザクラ

ハクサンコザクラは山の斜面のあちこちに群生していて見事でした。この群生を眺めるためだけに割引岳のほうへ歩いていく価値があるとも思います。巻機山周辺の他の場所では見かけませんでしたので。

御機屋~割引岳の間に1箇所だけ残っていた雪渓

御機屋~割引岳の間に1箇所だけ残っていた雪渓

牛ヶ岳の山頂から見えた雪渓にやってきました。この写真は渡りきったあとに撮影したものです。滑り止めを持っていませんでしたが、踏み跡がついているので、それを踏み外さなければ大きく滑ることはありませんでした。心配ならストックがあると、多少は安定すると思います。

円錐形のきれいな山容の割引岳

円錐形のきれいな山容の割引岳

雪渓を渡りきると、目の前に三角形のきれいな山容の割引岳が見えてきます。

割引岳山頂への登り

割引岳山頂への登り

割引岳への登りです。ほぼ直登なのでかなり急ですが、長くはないので一気に登りきってしまいましょう。

割引岳山頂の様子

割引岳山頂の様子

割引岳の山頂に到着しました。山頂標柱と小さなお社のような石碑、それに三角点があります。この三角点は堂々の一等三角点です。

割引岳山頂から見下ろす町の景色

割引岳山頂から見下ろす町の景色

割引岳は、これまで登ってきたピークの中ではもっとも町に近いので、麓の街並みをきれいに見渡すことができました。区画整理された田んぼが整然と並ぶ様子はさすがに米どころ新潟ですね。

割引岳山頂からの巻機山~牛ヶ岳の眺め

割引岳山頂からの巻機山~牛ヶ岳の眺め

巻機山~牛ヶ岳の稜線も良く見えます。こちらから見ても、とても女性的で穏やかな山容の山々です。周囲のたにぐぁ連峰や越後三山は険しい山なのに、この巻機山周辺だけこんなに穏やかなのも面白いですね。

割引岳の山頂でもしばし絶景を楽しみました。これで巻機山の主要な4つのピークを全て踏んだので、御機屋の分岐まで戻りましょう。

御機屋でお昼を食べて下山

御機屋からの眺め

御機屋でこの景色を眺めながらお昼休憩

御機屋まで戻ってきました。割引岳へ向かうときには、数名が休憩していたのですが、すでに下山したのか閑散としていました。

もう11時過ぎですので、ここでお昼休憩にします。

民宿で用意してくれたお弁当

民宿で用意してくれたお弁当、紙包みの中はおにぎり2個です

お昼ご飯は、民宿で作ってもらったお弁当です。おにぎりが2個に、ゆで卵とトマト1個、それに漬物です。山で食べるおにぎりは本当においしいですね。あっという間に平らげてしまいました。

名残惜しいですが、ぼちぼち下山しましょう。下山は登ってきた道をピストンで引き返すだけです。

巻機山の素晴らしい雪田草原の風景

巻機山の素晴らしい雪田草原の風景ともお別れ

この池塘が点在する雪田草原ともお別れです。本当に良い山でした。

避難小屋でトイレを済ませてから本格的に下山開始です。お昼を過ぎて、だいぶ日差しが強くなってきました。このあたりはまだ風が冷たくて心地よいですが、麓の樹林帯あたりは暑そうです……。

だいぶ蒸し暑くなってきた井戸尾根の樹林帯の道

だいぶ蒸し暑くなってきた井戸尾根の樹林帯の道

樹林帯は案の定、蒸し暑かったです。風が通り抜けるところはそうでもないですが、無風のところはかなり暑いですね。下山なのにかなり水分を消費してしまいました。2リットルもってきた水も、ほぼ底をつきました。

14時半に登山口まで下山

14時半に登山口まで下山

14時半頃、山頂から約2時間半で登山口まで下山しました。桜坂駐車場にある洗い場で登山靴を洗ってから、清水のバス停まで車道を30分ほど下ります。

このあと、昨晩、お世話になった民宿「泉屋」さんでお風呂に入らせてもらい、バスの時間までビールを呑みながら休憩しました。

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【前泊】清水の民宿「泉屋」さんに前泊

前泊した民宿「泉屋」

前泊した民宿「泉屋」

今回、清水バス停のすぐ前にある民宿「泉屋」さんに前泊をしましたので、その様子を簡単に紹介します。

民宿 泉屋
民宿「泉屋」のお部屋

民宿「泉屋」のお部屋

素朴な民宿ですが、登山の前泊宿としては十分過ぎるほどでした。お部屋な畳敷きの六畳間。エアコンがないので暑いかと思ったのですが、夜は涼しいくらいでした。標高がやや高いせいでしょうか。昼間でも、屋内を気持ちの良い風が通り抜けるため、不快な暑さを感じることは全くありませんでした。

山菜がとてもおいしい民宿「泉屋」の夕食

山菜がとてもおいしい民宿「泉屋」の夕食

山の宿らしく、山菜が中心の夕食です。豪華さはないですが、山菜がとてもおいしい! これでごはん何杯でもいけそうです。日本酒「八海山」がサービスで付きました。

シンプルながらごはんがおいしい民宿「泉屋」の朝食

シンプルながらごはんがおいしい民宿「泉屋」の朝食

朝食はなんと午前4時半から。4時半以降なら準備できるというので、その日に宿泊した4名で相談して決めました。

朝食メニューはシンプルなものですが、ここは米どころ新潟。しかもコシヒカリのおいしい南魚沼です。ごはんがとてもおいしく、おかずはあくまでご飯を引き立てるためのものという感じでした。

朝食と一緒に準備されていたお弁当(本編で紹介したように、おにぎり2個、ゆで卵、トマト、漬物)もおいしかったです。

その後、午前5時10分頃に、民宿のワゴン車で登山口まで送ってもらいました。おかげで5時半前にスタートでき、十分に余裕をもった登山を楽しめました。朝早くて涼しい時間帯にキツい登りをクリアできたのも良かったです。

下山後、お風呂をいただいたあとはビールで乾杯

下山後、お風呂をいただいたあとはビールで乾杯

下山後は、お風呂もいただくことができました。登山前に、民宿の女将さんが「下山したらバスの時間までお風呂でも入ってゆっくりしていって」と言ってくださったので、お言葉に甘えて……。

お風呂のあとは、お茶とお菓子、お漬物まで出していただきました。ビールを1本頼み、昨夜、同じ民宿に宿泊したソロの男性の方とバスの時間まで話をしながら、ゆっくりと過ごすことができました。

ちなみに、1泊2食+お弁当付きで8,000円でした。下山後のサービスはいつもやっているのかわかりません。前日は私を含めて宿泊客が4名だけでしたので、空いているからサービスをしていただけたのかもしれません。

その後は、17時15分の最終バスに乗車して六日町駅へ出て、在来線と上越新幹線を乗り継いで帰宅しました。

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雪田草原と眺望が素晴らしい日本百名山「巻機山」

ということで、日本百名山の巻機山に登ってきました。

標高1800メートル以上に広がる雪田草原の風景が素晴らしい山です。ひたすら登ってきたあとに、目の前に高原のようなおだやかな景色が広がると感動的ですらあります。この時期、山頂付近は雪融け直後で、高山植物を楽しめるのもいいですね。

山頂付近からの眺望も素晴らしいです。すぐ近くにある谷川連峰の迫力のある荒々しい山並みや、三つの山がきれいに並ぶ越後三山はもちろんのこと、妙高山や火打山といった新潟の山々、さらには北アルプスまでも一望できます。

山そのものと、山頂からの眺望と、両方を楽しめる素晴らしい山ですね。

井戸尾根からのルートは、危険箇所こそないものの、標高差は1200メートルもあり、粘土質の滑りやすい土や岩が多めの急登など、歩きづらい箇所もいくつかありますので、中級者向けの山という感じです。

公共交通機関利用なら清水の民宿に前泊して、早朝から余裕をもって登るのがよいと思います。

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今回の主な登山装備

  • ドライナミックメッシュ(ミレー)
  • 長袖の化繊シャツ(ワークマン)
  • 薄手のシェル(ワークマン)※利用せず
  • アルパインライトパンツ(ノースフェイス)
  • 登山靴(モンベル アルパインクルーザー2300)
  • ザック(ミレー サースフェー40+5)
  • レインウェア上下 ※利用せず
  • 膝サポーター(ザムスト EK-3)
  • トレッキングポール(シナノ)
  • ゲイター(モンベル)
  • 飲み物 合計2リットル(ポカリスエット1000ml+ペットボトル500ml×2本)
  • お昼ご飯(おにぎりのお弁当)、行動食
  • ファーストエイドキット
  • ヘッドライト

行動中は、山頂付近での休憩も含めて、ミレーのあみあみ+長袖化繊シャツの2枚でした。薄手のシェルも持参しましたが、使いませんでした。

樹林帯の登山道がぬかるんでいるという事前情報があったので、登山口からゲイターを装着していきましたが、それほどでもありませんでした。前日、雨が降らなかったせいかもしれません。粘土質の赤土が多く、たまにぬかるんでいるところもあったので、雨のあとはドロドロかもしれません。

水を2リットル持参しましたが、ぎりぎりでした。あと500ml多くても良かったかなと。

時期的なものなのか、もとからそうなのかはわかりませんが、巻機山は虫が少なかったです。この時期、アブとかブヨが出る山が多いので、虫よけにハッカ油のスプレーを持参しましたが、全く必要ありませんでした。


以上、「【巻機山】雲上の楽園と山頂からの絶景を楽しむ前泊日帰り登山!」でした。山頂付近の雪田草原は本当に素晴らしいです。高山植物の咲いている時期にぜひ訪れてみてください。

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