2年ぶりに雲取山に登ってきました。初日は鴨沢登山口から定番コースを登って雲取山荘で1泊。下山は、石尾根をひたすら下って奥多摩駅までのロングコースを歩きました。12月とは思えないほどの穏やかな陽気と好天で、山頂からの絶景はもちろんのこと、石尾根からきれいな富士山を眺めながらの山歩きを楽しむことができました。
この記事では、1日目に鴨沢登山口からスタートし、雲取山に登頂して、雲取山荘に宿泊する様子までを紹介します。
2年ぶりの雲取山からの下山は石尾根縦走!
雲取山は日本百名山にして東京都最高峰。奥多摩と奥秩父の間にあり、奥多摩側の鴨沢登山口からのコースは非常によく整備されていて登りやすい山です。ただ、鴨沢登山口から雲取山までの距離は11~12kmと長く、コースタイムは10時間を超えます。日帰りで登る健脚の方も多いようですが、山頂下の雲取山荘で1泊するのがおすすめです。宿泊すれば、夜景や御来光を楽しむこともできます。
初めて雲取山に登ったのは2年前の2021年10月下旬。このときは、鴨沢から登って、雲取山荘に1泊。翌日は紅葉が見ごろの三峯神社へ下ったのでした。
今回も同じコースにしようかと思いましたが、石尾根の七ツ石山~鷹ノ巣山を歩いていないことに気づき、石尾根を下ることにしました。鷹ノ巣山に到着した時点で、時間的・体力的に問題なさそうなら奥多摩駅まで、そうでなければ水根(奥多摩湖)へ下る計画としました。
実際には、2日目、鷹ノ巣山に午前11時前に到着できたので、奥多摩駅まで石尾根を下り、15時前に下山できました。
実際に歩いたコースを地図上に示すと以下のようになります。
鴨沢登山口から雲取山荘までは約12km、雲取山荘から雲取山に登り返して石尾根を奥多摩駅まで下って約21km、2日間で33kmという、私にとってはかなりのロングコースでしたが、何とか歩ききることができました。
初めて歩いた七ツ石山~鷹ノ巣山は、1700メートルちょっとの小ピークがいくつかあり、アップダウンが連続するキツい区間でした。ここを歩く人は少ないようで、七ツ石山までは雲取山に登る人たちとたくさんすれ違いましたが、七ツ石山から鷹ノ巣山までは誰にも会いませんでした。静かに山を歩きたい方には良いかもしれません。
今回の行程は以下のとおりです。
- 1日目(鴨沢バス停 → 雲取山 → 雲取山荘)
- 08:30 鴨沢バス停 出発
- 09:05 小袖登山口
- 10:55 七ツ石小屋 到着(お昼休憩)
- 11:35 七ツ石小屋 出発
- 11:55 七ツ石山
- 13:15 小雲取山
- 13:35 雲取山 到着(休憩)
- 14:15 雲取山 出発
- 14:30 雲取山荘 到着(泊)
- 2日目(雲取山荘 → 雲取山 → 奥多摩駅)
- 06:15 雲取山荘 出発
- 06:35 雲取山 到着(休憩)
- 07:05 雲取山 出発
- 08:20 七ツ石山
- 09:00 千本ツツジ
- 09:25 高丸山
- 09:50 日陰名栗山
- 10:10 鷹ノ巣山避難小屋(トイレあり)
- 10:40 鷹ノ巣山 到着(お昼休憩)
- 11:20 鷹ノ巣山 出発
- 12:30 六ツ石山 到着(小休止)
- 12:45 六ツ石山 出発
- 14:50 奥多摩駅 下山
2日目の石尾根は、雲取山から奥多摩駅までの距離が約20km。鷹ノ巣山がだいたい中間地点ですが、前半の雲取山~鷹ノ巣山はアップダウンが多め、後半の鷹ノ巣山~奥多摩駅は基本的に下る一方という感じでした。
2日目だけで累積標高下りが2,500メートルを超えたので、膝には優しくないコースです。体力だけでなく、足や膝の状態も見ながら下ったほうがよさそうです。
雲取山登山口への公共交通機関でのアクセス
雲取山は人気の山ですので、公共交通機関でのアクセスも良好です。
【奥多摩側】鴨沢登山口へのアクセス
奥多摩側から雲取山へ登る登山口となるのが、鴨沢登山口です。奥多摩湖の西のほうにありますが、奥多摩駅から路線バスが出ています。鴨沢バス停が最寄りですが、鴨沢へ行くバスの本数はとても少ないので、一つ手前の留浦(とずら)バス停も利用しましょう。
奥多摩駅からの路線バスのうち、バスの行先別の降車バス停は以下のようになります。
- 鴨沢バス停: (奥09)鴨沢西行き,(奥10)丹波行き
- 留浦バス停: (奥11)留浦行き,(奥12)小菅の湯行き
バスの本数は多くありませんので、あらかじめ時刻表を調べておくことをおすすめします。最新のバスの時刻表は、西東京バスのWebサイトをご確認ください。
【秩父側】三峯神社へのアクセス
今回は利用していませんが、秩父側の登山口となる三峯神社へのアクセスも紹介しておきます。
秩父側(埼玉県側)の登山口は、三峯神社にあります。三峯神社へは、西武秩父駅(西武秩父線)、または、三峰口駅(秩父鉄道)から路線バスでアクセスできます。
- 西武バス 三峯神社線: 西武秩父駅 → 三峰口駅 → 三峯神社
日中、おおむね1時間に1本あります。西武秩父駅から三峯神社までの所要時間は1時間15分とかなり長いです。山道を登りますので、車酔いしやすい方は注意です。また、連休や紅葉の時期の週末などは、渋滞でバスが大幅に遅れることもあるようです。
詳しくは、西武バスの三峯神社線のページをご確認ください。時刻表も掲載されています。
【鴨沢~七ツ石小屋】よく整備された登山道を歩いて七ツ石小屋へ
朝8時半に鴨沢バス停をスタート! 鴨沢の駐車場を過ぎて登山口に入ると、植林帯の緩い登りがひたすら続きます。自然林が増えて来ると、七ツ石小屋への登りへ。傾斜が急になり、ややキツイ区間へ。登りきると、富士山が良く見える七ツ石小屋に到着です。
鴨沢バス停を出発、駐車場を経由して小袖登山口へ
奥多摩駅から乗車した小菅の湯行きのバスは、鴨沢まで行かないため、一つ手前の留浦バス停で下車。留浦バス停から鴨沢バス停までは、そのまま道路沿いを歩いて8分です。
鴨沢バス停でトイレを済ませ、支度をして出発です。
鴨沢バス停からは、生活道路のような細い車道から、上の写真のような道を登っていきます。途中、植林帯に入るところもありますが、すぐに開けて、駐車場に到着します。
駐車場にもきれいなトイレがあります。ここから七ツ石小屋までトイレはありませんので、ここで済ませておきましょう。
12月の平日(金曜日)でしたが、駐車場にはたくさんの車が止まっていました。この時期、電車・バス利用だと日帰りは厳しいですが、マイカー派の方は、暗いうちから登り始めて、雲取山に日帰り登山をするのでしょう。
朝は寒かったのでソフトシェルを着て歩き始めましたが、すぐに暑くなってしまったので、ここで脱いでザックにしまいました。
駐車場から林道を少し歩くと、雲取山への登山口「小袖登山口」があります。ここから先は登山道になります。
よく整備された緩い植林帯の登りがひたすら続く
登山口からしばらくは、植林帯の道が続きます。登山道は非常によく整備されていて、危険なところはありません。傾斜も緩く、とても歩きやすいルートです。奥多摩の山は登山道がよく整備されていますが、その中でもこの鴨沢からの雲取山の登山道は、ずば抜けて整備状態が良好です。
標高の低いところには、このような廃屋が見られます。鴨沢からのこのルートは、昔からよく歩かれていたようで、その時代からの名残があちこちに見られます。
少し標高が上がってくると、自然林が多くなってきます。12月上旬のこの時期、落葉樹の葉は全て落ちてしまい、足元は落ち葉でいっぱいです。相変わらずとても歩きやすい道が続きますが、登山道を踏み外さないようにだけ注意しましょう。
鴨沢バス停から1時間半弱で、「茶煮場」と呼ばれる小さな広場に到着しました。
雲取山へ続く鴨沢ルートは、平将門が七ツ石山へ向けて敗走してきたルートであるという言い伝えがあるそうです。この広場でお茶を沸かして飲んだことが「茶煮場」の命名の由来となっているそうです。
ここだけでなく、七ツ石山の少し先のブナ坂分岐まで、あちこちに「平将門迷走ルート」の看板が立っています。この解説を読みながら登ると、樹林帯ばかりの鴨沢ルートも楽しくなります。
「風呂岩」「堂所」を経て七ツ石小屋へ
「茶煮場」あたりから自然林が主体となって、登山道が明るくなりました。そのぶん、落ち葉も増えてくるので、足元に注意しながら登ります。
茶煮場からしばらく登ると、岩が奇妙に配置された「風呂岩」に到着。ここも平将門迷走ルートの一つだそうで、将門が湯を沸かして風呂に入った場所なんだそうです。
風呂岩から少し登ると、「堂所」に到着。ここは、将門が胴まで脱いで休憩した場所というところから「堂所」と名付けられたそうです。ちょっとした広場になっていて、ベンチもあるので、休憩には良い場所です。この先、七ツ石小屋まで、これまでと比べるとやや傾斜が急になりますので、ここで休憩していくと良いでしょう。
ずっと尾根の右側、左手が山、右手が谷になるような道を歩いてきましたが、堂所あたりで尾根を越えて左側に入りました。すると、まもなく「富士見ターン」という場所に到着。富士山がうっすらと見えました。ここから七ツ石小屋まで、傾斜がやや急になります。
「急登」というほどではないにせよ、ここまでの緩い登りに比べると、傾斜はかなり急になります。七ツ石小屋まで30分以上続くこの急な登りが、前半戦の核心部でしょう。
七ツ石小屋の少し下に分岐があります。ここを直進すると七ツ石小屋と七ツ石山を巻くことができます。が、七ツ石小屋でお昼休憩にしたいので、ここを右側に入って登っていくことにします。
富士山ビューの眺望が素晴らしい七ツ石小屋でお昼休憩
先ほどの分岐から10分ほど登ると七ツ石小屋に到着です。こじんまりとした素泊まりのみの山小屋ですが、テント泊もできます。
お天気が良いので、七ツ石小屋前の広場には、お布団が干されていました。今日、宿泊する方はふかふかのお布団で寝られそうですね。
七ツ石小屋前の広場からは、富士山がきれいに見えます。富士山の手前の山は雁ガ腹摺山かな? その手前の尾根は、以前、大菩薩嶺から小菅の湯まで歩いたことのある「牛の寝通り」のようです。
こんな絶景を眺めながら、少し早いですが、お昼休憩にします。七ツ石小屋前の広場にベンチに座り、カップヌードルを食べました。風がほとんどなく、日差しが暖かいため、まったく寒くないですね。
今日は雲取山に登って、雲取山荘に行くだけなので、行程には余裕があります。七ツ石小屋の前で40分ほどのんびり休憩。トイレをお借りしてから出発しました。
【七ツ石山~雲取山】富士山を眺めながら石尾根を快適ハイク!
七ツ石小屋から七ツ石山に登って眺望を楽しんだあとは、石尾根を歩いて雲取山へ。雲一つない冬晴れの空で、雲取山山頂からの眺望も楽しめました。
石尾根に出て七ツ石山へ
七ツ石小屋から水場を経て石尾根へ登ります。石尾根に出るまでの登りもなかなかに急ですね。ただ、それほど長くは続きません。
七ツ石小屋から10分ちょっとで石尾根に出ました。ここまで、ほとんど眺望のないところを歩いてきましたが、ここから先は絶景を眺めながら歩くことができるので楽しみです。
石尾根に出たところから七ツ石山に向かって少し登ったところに「七ツ石神社」があります。七ツ石神社は、平将門のお供をした影武者七人の霊を祀っている神社です。
七ツ石神社のすぐ上、山頂下には七つの大きな石があり、これが、平将門の影武者が石化したと言われる岩のようです。「七ツ石山」の山名は、この七つの岩に由来するのだそうです。
富士山と南アルプスの眺望が素晴らしい七ツ石山
お昼少し前に七ツ石山に到着しました。標高は1757.3メートルで、鴨沢登山口からは1,100メートルほど登ってきたことになります。標高差ではかなりキツイように見えますが、距離が長いぶんだけ傾斜が緩いので、標高差ほどのツラさは感じないですね。
北側には、これから歩く石尾根と、その奥に今日の目的地、雲取山が見えています。七ツ石山から雲取山までは2時間ほどでしょうか。
南側には富士山もきれいに見えています。この時間、富士山のほうはやや逆光気味になってしまうのが残念ですが、それを差し引いても素晴らしい景色です。
七ツ石山の山頂標柱があるところからはあまり見えないのですが、少しブナ坂のほうへ下ると、南アルプスが良く見えます。甲斐駒ヶ岳、仙丈ケ岳、北岳など雪をかぶった白根三山がきれいに見えました。
七ツ石山山頂で少し景色を眺めながら休憩しました。
冬晴れの石尾根を快適ハイク!
七ツ石山山頂からは急坂を一気に下ります。ジグザグに道が付けられているので危険はないですが、滑らないように慎重に下ります。
七ツ石山から下り切ったところが「ブナ坂分岐」です。日原方面への登山道のほか、七ツ石山の巻道が分岐しています。七ツ石小屋の手前で分岐した巻道はここにつながっているのですね。
ブナ坂分岐からしばらくは、アップダウンの少ない快適な道が続きます。石尾根は防火帯となっていて、木が伐採されているため、広々とした道が続きますね。お天気が良くて、ダンシングツリーも青空に映えています。
石尾根のあちこちから左手に富士山が見えます。逆光になってしまって、写真では霞んで見えますが、肉眼ではもう少しくっきりと見えます。奥多摩・奥秩父の山々や富士山を眺めながらの山歩きは最高ですね。鴨沢から雲取山へのルートで、もっとも楽しいところです。
ヘリポートと奥多摩小屋跡を過ぎると、「ヨモギの頭」への急登です。巻道もありますが、前回登った時にヨモギの頭からの景色がよかったのを思い出して、巻かずに登ってみることにしました。
ヨモギの頭からの景色はことのおり! 絶景ですね。七ツ石山からここまで歩いてきた石尾根の向こうに、幾重にも重なる山並みが美しいです。その奥にそびえる富士山も素晴らしい!
ここまでだいぶ長い距離を登ってきているので、急登を目の前にすると巻きたくなりますが、景色の良いところですので、ぜひ登ってみてください。
小雲取山を経由して雲取山へ
ヨモギの頭から少し下ったあと、しばらくは緩い登りが続きます。目の前に急登が見えてくると、それが小雲取山です。小雲取山直下もなかなかの登りですね。
小雲取山への急登を登りきったところからの景色も素晴らしいです。富士山を正面に眺める形になるので、絵になりますね。
小雲取山の山頂は、先ほどの急登を登りきったところの目の前にある小高い丘の中にあります。雲取山への登山道の脇に、笹の中へと入っていく道があるので、そこを入るとすぐに山頂があります。山頂標柱などはなく、木に「小雲取山」とかかれた板がぶら下がっているだけですが。
小雲取山からは緩い登りが続きますが、雲取山の山頂直下は急登です。といっても、それほど長いわけではないですし、ここを登り切れば山頂なので、最後の頑張りどころです。
13時半過ぎ、雲取山に登頂! 鴨沢登山口から休憩込みで5時間ほどで到着できました。長いルートなのでそれなりに疲れはしますが、標高差1,500メートルという数字から感じるよりは楽なルートだと思います。歩きやすい登山道と、傾斜の緩い道が多いおかげでしょうね。
雲取山からの絶景を堪能!
石尾根を登って雲取山山頂に登頂すると、最初に着くのがこの山梨県側の山頂です。「山梨百名山」の山頂標柱が建てられています。
ここまで登ってきた方向を振り返ると、石尾根の向こうに奥多摩の山々、そして、さらに奥には関東平野まで一望できます。石尾根のすぐ奥にある高い山は鷹ノ巣山で、この石尾根がずっと続いています。その奥には大岳山や御前山などの奥多摩三山の山々まで見えています。
この景色を眺めながら、コーヒーを淹れてしばらく休憩しました。
そして、東京都側の山頂へ。こちらは、七ツ石山にもあったような立派な石の山頂標柱が建っています。「東京都最高峰」が誇らしげ。
日本百名山の標柱の奥には富士山がしっかり見えています。が、やはり逆光気味で霞んでいますね。ここは明朝の景色に期待したいところです。
山頂には誰もいなかったので、しばらく景色を眺めたり、写真を撮ったりしていましたが、だんだん寒くなってきたので、雲取山荘へ下ることにしました。
【雲取山荘】こたつで楽しいだんらんのひと時
雲取山荘では相部屋でしたが、同室の方々とこたつを囲んでお酒を飲みながら楽しいひと時。部屋に暖房はないですが、こたつがあるので寒くはありませんでした。平日で空いていたので、ゆったりと過ごすことができました。
雲取山から急斜面を下って雲取山荘へ
雲取山から雲取山荘へは、雲取山の北側斜面を下ります。かなり急な下りです。ここまでほとんど雪はありませんでしたが、北側斜面に入ったとたん、少しだけですが、登山道にも雪が残っていました。雪はごくわずかで、凍っているわけではないので、チェーンスパイクは不要でした。
14時半過ぎに雲取山荘に到着しました。早速、宿泊の受付をします。夕飯は18時から、翌朝の朝食は午前5時半からとの説明を受け、1泊2食付き9,000円を支払いました。jROの会員証を提示して500円引きになりました。
2年前に宿泊したときと同じ、2階の大きな相部屋ですが、こたつが2組用意されていました。布団は11組ありましたが、この日にこの部屋に泊ったのは7名でしたので、ゆったり過ごせました。
夕食の時間まで、まただいぶありますが、売店で缶ビールを購入して、持参したお菓子をつまみながら乾杯! 次々に到着する同室の方々も加わって、楽しいだんらんのひと時を過ごすことができました。
夕食後、夜景を眺めて就寝
夕食はハンバーグです。付け合わせも多く、ごはんはおかわりできるので、満腹になったのでした。
ちなみに、冬季は外の水場が凍結してしまって使えません。食事のときにはお茶が出ます。それ以外は、朝食後に水とお湯が提供されるほかは、水の提供はありません。途中の七ツ石小屋では水を補給できるので、飲み水などは多めに持参したほうがよいと思います。
夕食後、外に出てみると、山荘の前からは関東平野の夜景が見えます。南側に木があるので、見える場所は限られますが、それでもきれいな夜景を眺めることができました。
そして写真には撮れませんでしたが、頭上は満点の星空! 東京都内でこれだけの星を眺められるところは、そうはないでしょう。山の中に泊る人だけが見ることのできるご褒美ですね。
その後は、消灯時間まで寝室でだんらん。午後8時半の消灯時間前には眠りにつきました。掛け布団が2つに毛布も2つあったので、すべてかけて寝ると寒くはありませんでした。
朝食後、6時過ぎに出発!
翌日は午前5時過ぎに起床して、5時半から朝食です。朝食は、鮭に玉子ごはんという「THE 日本の朝ごはん」です。朝食もごはんはおかわり自由です。
朝食後、食堂にはお湯が入ったポットと水が用意されていて、必要な分をボトルなどに入れていくことができます。持参したアルパインサーモボトルにお湯を、空のペットボトルに水を入れておきました。
6時15分に雲取山荘を出発します。日の出が6時半過ぎなので、雲取山の山頂で御来光を眺めようという魂胆です。
この記事はここまで。雲取山山頂からの御来光の様子と、その後の石尾根縦走の様子は、以下の記事をご覧ください。
以上、「【雲取山】冬晴れの雲取山に登り石尾根を奥多摩駅までひたすら下る東京山歩き! ~雲取山登頂編~」でした。2年ぶりに登った雲取山、前半は眺望のない登りが続きますが、石尾根に上がってからは絶景を眺めながらの山歩きを楽しめる、とても良い山でした。
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