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【奥多摩】秋の高水三山ミニ縦走! 岩茸石山からの眺望は最高! 登山初心者にもおすすめのコース

景色が素晴らしい岩茸石山の山頂 奥多摩
景色が素晴らしい岩茸石山の山頂
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11月上旬、奥多摩の高水三山のミニ縦走コースへ行ってきました。軍畑駅からスタートして御嶽駅へ下りるアクセス最強のハイキングコースです。岩茸石山からの眺望は最高ですし、登山道は歩いていて気持ちの良いコースで、満足度の高い登山になりました。登山初心者にもおすすめのコースです。

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「高水三山」縦走ルートと行程

高水三山は、奥多摩の3つのピークを縦走する人気の登山コースです。三つの山、高水山、岩茸石山、惣岳山は、いずれも標高700~800メートルの低山です。

このコースの特徴は、公共交通機関でのアクセスが非常に良いこと。JR青梅線の軍畑駅から出発して、3つのピークを縦走、最後は御嶽駅に下りてくることができます。駅からスタートして、駅へ戻れるため、バスの時間を気にすることなく楽しめます。

今回の登山コースと行程は以下の通りです。

  • 08:35 軍畑駅をスタート
  • 09:05 高源寺
  • 09:20 登山道入口(登山開始)
  • 10:25 高水山到着(小休止)
  • 11:22 岩茸石山到着(ランチ)
  • 12:17 岩茸石山出発
  • 12:47 惣岳山到着(小休止)
  • 14:17 御嶽駅へ下山

岩茸石山の山頂は眺望がとても良いので、ここでお昼休憩をとるのがおすすめ。のんびり登山で、合計で2時間近く休憩しましたが、コースタイムは4時間程度なので、14時過ぎには御嶽駅に到着しました。

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軍畑駅で準備を整えて出発!

青梅線の軍畑駅は無人駅
青梅線の軍畑駅は無人駅

土曜日の朝、中央線、青梅線と乗り継いで、8時23分に軍畑駅に到着。軍畑駅は青梅線の無人駅ですが、この日は多くの登山者やハイカーが下車しました。

軍畑駅の駅前ではみなさん登山の準備中
軍畑駅の駅前ではみなさん登山の準備中

駅前はこのとおり。みなさん、準備運動をしたり、登山靴の紐を結んだり。グループの人たちも多く、なかなか賑やかです。

軍畑駅前の商店はすでに開いていました
軍畑駅前の商店はすでに開いていました

駅前には自動販売機と小さな商店が一つ。ハイキングや登山客のためか、まだ8時半という早い時間にもかかわらずお店が開いていました。

自動販売機で道中の飲み物を購入して、いざ、出発します。

ホリデー快速奥多摩号

中央線沿線からは土休日のみ運転される「ホリデー快速奥多摩号」があり、新宿から青梅線の奥多摩駅まで直通します。ただし、軍畑駅は通過してしまいます。青梅駅で各駅停車に乗り換える必要がありますので、注意しましょう。

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高源寺まで30分の道路歩き

軍畑駅から線路沿いに進みこの踏切を渡ります
軍畑駅から線路沿いに進みこの踏切を渡ります

軍畑駅の改札を出て左手に進むと、すぐに青梅線の踏切があります。この踏切を渡り、坂を下っていくと、県道に出ます。

県道の上にかかる青梅線の赤い鉄橋
県道の上にかかる青梅線の赤い鉄橋

県道の上には青梅線の赤い橋が目立ちます。その橋とは反対方向、緩やかな登り坂を登っていきます。

車道沿いに流れる平溝川
車道沿いに流れる平溝川を眺めながら歩きます

しばらくは車道を歩いていくので退屈かと思いきや、平溝川という小さな川が歩道の横に流れていて、川の流れを眺めながらゆっくりと歩いていきます。

謎の「国立奥多摩美術館」
謎の「国立奥多摩美術館」

途中に、「国立奥多摩美術館」と書かれた古い建物があります。美術館ではなさそうで、少し調べてみるとアトリエだったようです。今は何に使われているのかわかりませんが…。川にせり出すように立っていてます。

「平溝通り」を平溝川に沿って歩きます
「平溝通り」を平溝川に沿って歩きます

先ほどの「国立奥多摩美術館」を過ぎたところを左へ。「高水山」の標識があちこちにあるので、道に迷うことはないでしょう。

「平溝通り」という、先ほどの県道より少し細い道へ。道の脇を流れる平溝川を眺めながら進みます。

高水山への登山口は右へ
高水山への登山口は右へ

ここを右へ入ると、すぐに「高源寺」というお寺があります。

高源寺の前で本格的な登山準備を整えます
高源寺の前で本格的な登山準備を整えます

みなさん、ここでストックを出したり、靴紐を結びなおしたりしていたので、私も準備を整えました。この高源寺の横には、簡易トイレもありました。ここから先、高水山山頂近くの「高水山常福院」までトイレはありません。

急な坂道を登りきると釣り堀があります
急な坂道を登りきると釣り堀があります

高源寺から先は、アスファルトの道ではありますが、かなりの急坂に。息を切らさないようにゆっくりと登っていくと、釣り堀がありました。

高水山の登山口
高水山の登山口に到着、ここから先はいよいよ登山道へ

釣り堀の脇を入ると、ここからいよいよ登山道になります。

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紅葉が始まった高水山常福院へ

高水山山頂までは半部を過ぎていますが登山はここから!
高水山山頂までは半部を過ぎていますが登山はここから!

登山道入口の階段を登りきると、こんな標識が。軍畑駅からすでに2.4kmも歩いてきていました。高水山まで、あと1.7kmですが、ここからは登山道なので、時間がかかります。

気持ちの良い登山道が続きます
気持ちの良い登山道が続きます

木々の間から陽が差す登山道は、歩いていて本当に気持ちが良いものです。

高水山登山口からしばらく続く沢沿いの道は少し荒れています
高水山登山口からしばらく続く沢沿いの道は少し荒れています

登り始めてしばらくは、沢沿いの道が続きます。先月(10月)の台風19号の影響なのか、倒木などでかなり荒れていますが、特に危険なところはなかったです。

沢沿いの道が終わるとススキに囲まれた登山道へ
沢沿いの道が終わるとススキに囲まれた登山道へ

沢沿いの登りが終わると、秋らしいススキに囲まれた道へ。登山道は整備されていて、木の階段も多くあります。

木漏れ日が差す気持ちの良い登山道
木漏れ日が差す気持ちの良い登山道

急登や階段が長く続くところはなく、ゆっくりと登っていけばそれほど息が切れることもないでしょう。このような木々の間を抜ける歩きやすいところも多いです。

急に現れる高水山常福院への石段
急に現れる高水山常福院への石段

少し急な木の階段を登ると、このような石段が現れます。ここを登り切れば……

高水山常福院の山門、紅葉には早いようです
高水山常福院の山門、紅葉にはちょっと早いようです

高水山常福院に到着! 門の前にある木々はわずかに色づいていましたが、ちょっと紅葉というには早かったです。

高水山常福院の不動堂
高水山常福院の不動堂、立派なお堂です

高水山常福院は、真言宗豊山派の寺院です。門を入ったところには不動堂があります。

高水三の開基は平安時代と言われているそうですが、この不動堂は1822年に再建されたものだそうです。山火事によって、幾度となく焼失してしまったのだとか。

不動堂の周囲の木々は、わずかに紅葉が始まっていました。あと1週間もすれば見ごろでしょうか。

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眺望のない最初のピーク「高水山」山頂でコーヒータイム

高水山常福院 不動堂の裏にはトイレがあります
高水山常福院 不動堂の裏にはトイレがあります

高水山常福院の不動堂の後ろ側へ回り込むと、その奥にトイレがあります。お寺があるからでしょうか、山の上なのにきれいなトイレでした。

ここから先、岩茸石山や惣岳山にはトイレがありませんので、ここで済ませておきましょう。

高水山常福院から山頂までの間には色づいた木々も!
高水山常福院から山頂までの間には色づいた木々も!

高水山常福院から山頂まではあと一息! その途中にはかなり色づいている木々もありました。

高水山山頂に到着! 眺望はありませんがベンチがあります
高水山山頂に到着! 眺望はありませんがベンチがあります

標高759メートルの高水山山頂に到着! 木に囲まれているため眺望はありませんが、小さな広場にベンチがいくつかあるので、ここでコーヒー休憩にしました。

眺望はないものの、軍畑駅から登ると最初のピークになるため、ここで休憩をとる人が多く見られました。

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二つ目のピーク、高水三山の最高峰「岩茸石山」へ

20分ほど休憩して、次のピーク、岩茸石山を目指します。

岩茸石山へは尾根伝いの快適な登山道を進みます
岩茸石山へは尾根伝いの快適な登山道を進みます

ここからは尾根伝いに進むため、多少のアップダウンはあるものの、歩きやすい快適な登山道が続きます。

高山の縦走コースでは森林限界を超えた、見晴らしの良い道が続くのでしょうけれど、木々に囲まれた低山の縦走コースも良いものです。

歩きやすい尾根道が続きます
歩きやすい尾根道が続きます

木々の間から登山道に差し込む日差しが暖かく、フリースを着ていると暑いくらいでした。

視界が開けてくると岩茸石山の山頂までもう少し!
視界が開けてくると岩茸石山の山頂までもう少し!

高水山の山頂から25分ほど歩くと、少し視界が開けてきました。そろそろ岩茸石山の山頂かな?と思いきや……

岩茸石山山頂直下は急登!
岩茸石山山頂直下は急登!

山頂直下には急登が待っていました。まあ、「山頂」ですから、ほとんど平らな尾根道だけで着くわけはないのですけどね。これを登りきると……

岩茸石山の山頂に到着! 山頂は大勢の人で賑わっていました
岩茸石山の山頂に到着! 山頂は大勢の人で賑わっていました

岩茸石山の山頂に到着! 高水山からは約30分でした。

岩茸石山は、高水三山の最高峰! といっても、標高は793メートルで、高水山や惣岳山とは数十メートルしか違いません。最も違うのは、三山の中で唯一眺望があることです。

岩茸石山の山頂はそこまで広いわけではないのですが、大勢の登山客が腰を下ろしてお昼の最中でした。

何とか景色の良い場所を見つけて、お昼にします。

岩茸石山山頂は眺望抜群! 奥武蔵の山々が見渡せます
岩茸石山山頂は眺望抜群! 奥武蔵の山々が見渡せます

岩茸石山の山頂からは、北側の視界が開けていて、奥武蔵の山々を一望できます。この写真は北東方向です。

登山中はあまり紅葉していないように見えたのですが、山頂から見下ろすと、周囲の山々はかなり紅葉が進んでいました。

岩茸石山から奥武蔵方面への縦走もできます
岩茸石山から奥武蔵方面への縦走もできます

北西方向の風景。こちら側には、飯能側から登れる棒ノ折山(棒ノ嶺)があり、岩茸石山まで縦走することができます。

岩茸石山山頂からは都心方面も一望!
岩茸石山山頂からは都心方面も一望!

東のほうは少し霞んでいましたが、東京の都心まで一望することができました。

岩茸石山山頂で絶景を眺めながらのカップヌードルのランチ
岩茸石山山頂で絶景を眺めながらのカップヌードルのランチ!最高!

例によって、カップヌードルのランチ。今回も、山頂でのカップヌードル率はかなり高かったです(笑) お手軽ですし、山で食べるとおいしいんですよね。

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岩場をよじ登り三つ目のピーク「惣岳山」山頂へ

1時間ほど岩茸石山の山頂で景色を眺めながら休憩して、最後のピーク、惣岳山へと向かいます。

岩茸石山山頂直下の急坂を慎重に下ります
岩茸石山山頂直下の急坂を慎重に下ります

山頂直下の急な下り坂を慎重に下りていきます。逆ルートで山頂へと登ってくる人とも多くすれ違います。

三つ目のピーク、惣岳山を経由して御嶽駅までは4.7km!
三つ目のピーク、惣岳山を経由して御嶽駅までは4.7km!

惣岳山までは1.4km、下山する御嶽駅までは4.7kmもありますが、まあ、ゆっくり行きましょう。

緩やかな尾根道が続きます
緩やかな尾根道が続きます

最初の急坂を下りきれば、あとは緩やかな尾根道が続いています。歩いていて、とても気持ちの良い道ですね。

木が伐採されて視界が開けているところも!
木が伐採されて視界が開けているところも!

途中で、木が伐採されて視界が開けているところがありました。山の向こうの市街地まで見通すことができます。

山の斜面を行くような尾根道
山の斜面を行くような尾根道

伐採されていなければ、ここまでの尾根道と何も変わらないのでしょうけれど、印象は全く異なります。低山では植林が多いので、こういう風景によく出会います。

惣岳山山頂直前は急な岩場! 両手を使ってよじ登ります
惣岳山山頂直前は急な岩場! 両手を使ってよじ登ります

惣岳山の山頂の手前には、急な岩場が待っていました。両手を使ってよじ登っていく感じですね。とはいえ、短いので、登るのにそれほど苦労する感じではありませんでした。

眺望のない惣岳山山頂
眺望のない惣岳山山頂

岩茸石山から30分で三つ目のピーク、惣岳山の山頂に到着しました。惣岳山は標高756メートル。

山頂は広場になっていてベンチもありましたが、眺望はありません。少し休憩して、御嶽駅方面へ下山することにします。

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登山道が終われば駅のすぐ裏! 御嶽駅へ下山

御岳駅まで約3.3kmの下山コース
御嶽駅まで約3.3kmの下山コース

惣岳山から御嶽駅へ下山を開始します。御嶽駅までは約3.3km。コースタイムでは1時間くらいです。

下山コースですがたまにこんな登りも!
下山コースですがたまにこんな登りも!

下山なので下りが多いのですが、ところどころこんな登りもあります。ここへきての登りは足にきますね…

平坦で歩きやすい登山道が続きます
平坦で歩きやすい登山道が続きます

こんな歩きやすいところも。こういうところは歩いていて楽しいですね。

鉄塔の脇を抜けて歩いていきます
鉄塔の脇を抜けて歩いていきます

もう町が近いのか、鉄塔が出てきたりします。

登山口まで下山しました
御嶽駅側の登山口まで下山しました

惣岳山から1時間で、御嶽駅近くの登山口まで下山できました。登山口の近くには「慈恩寺」というお寺がありました。

登山口の前には青梅線の踏切! 御嶽駅まであっという間です!
登山口の前には青梅線の踏切! 御嶽駅まであっという間です!

そして、青梅線の踏切の目の前! この踏切を渡ると、すぐに御嶽駅です。

多摩川の御岳渓谷とは青梅線の線路を挟んで反対側なので、観光客はあまり来ないところなのですが、こんな駅の近くに登山口があるとは知りませんでした。ここまで駅に近い登山口はなかなかないでしょう。

下山後は御嶽駅近くの蕎麦屋「玉川屋」へ
下山後は御嶽駅近くの蕎麦屋「玉川屋」へ

最後は、御嶽駅近くの蕎麦屋「玉川屋」に行ってみます。少し待ちましたが10分ほどで入れました。

蕎麦ビールと天ざるで乾杯! 良い登山でした!蕎麦ビールと天ざるで乾杯! 良い登山でした!
蕎麦ビールと天ざるで乾杯! 良い登山でした!

そばの実でつくったという蕎麦ビールと天ざるで乾杯!

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登山初心者におすすめの奥多摩の入門コース

というわけで、秋の高水三山への登山でした。

岩茸石山の山頂直下の急登や、惣岳山のちょっとした岩場などはありますが、登山道はかなり整備されていて、危険なところはほとんどありませんでした。

軍畑駅から御嶽駅まで10.6km、累積標高は、上り下りともに920メートル前後で、最初の高水山の山頂まで約500メートル登ります。

登山初心者が高尾山の次に上る山としても、初めての縦走コースとしても、ちょうどいいのではないかと思います。

そして、駅から登って、駅に下りてこられるアクセスの良さもGoodです。登山口から駅までは路線バスを使うことが多いですが、本数が少ないと、バスの時刻を気にしながら下山する必要がありますが、駅に直接下りられれば、その心配はありません。

さらに、御嶽駅に下山すれば、土休日であれば、新宿や東京まで直通する「ホリデー快速おくたま号」がありますので、帰宅もラクですね。

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今回の登山装備

  • 長袖Tシャツ(モンベル)
  • 半袖Tシャツ(ユニクロ)
  • ポケッタブルパーカー(ユニクロ)
  • トレッキングパンツ(モンベル)
  • スキー用靴下
  • トレッキングシューズ(AKU)
  • ザック(グレゴリー ZULU30)
  • レインウェア上下
  • アルパイン サーモボトル 0.75L(モンベル)

登っているときは、Tシャツ2枚重ね着で十分でした。休憩やお昼のときに、ユニクロのポケッタブルパーカーを羽織る感じです。風がほとんどなかったので、これで防寒は問題ありませんでした。


以上、「【奥多摩】秋の高水三山ミニ縦走! 岩茸石山からの眺望は最高! 登山初心者にもおすすめのコースです」でした。アクセス抜群で、歩いていて楽しいコースですし、岩茸石山山頂からの眺望も素晴らしいので、奥多摩へ登山やハイキングに行かれる際には候補に入れてみてください!

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