スポンサーリンク

【南八ヶ岳】赤岳鉱泉にテント泊して阿弥陀岳・赤岳~硫黄岳を周回登山! ~阿弥陀岳登頂編~

八ヶ岳
本サイトでは記事内に広告が含まれている場合があります。

南八ヶ岳にテント泊登山に行ってきました。3年ぶりに赤岳鉱泉にテント泊をして、阿弥陀岳、赤岳~硫黄岳を周回してきました。良いお天気に恵まれ、初登頂の阿弥陀岳の山頂からの絶景はもちろん、赤岳~横岳~硫黄岳の稜線歩きも楽しめました。2泊3日の行程で、赤岳鉱泉でののんびりキャンプも満喫してきました。

この記事では、阿弥陀岳に登頂する様子をお届けします。

スポンサーリンク

赤岳鉱泉でテント泊して阿弥陀岳・赤岳~硫黄岳を周回登山!

2泊3日の行程で南八ヶ岳にテント泊登山に行ってきました。3年ぶりに赤岳鉱泉にテント泊し、2日目に阿弥陀岳~赤岳~横岳~硫黄岳と歩いてきました。

3年前の2021年8月下旬に、ほぼ同じ行程で赤岳鉱泉でテント泊をしています。赤岳鉱泉のテント場がとても居心地がよく、テントを張ったまま南八ヶ岳の主要な山々を歩ける利便性も良かったので、今回も同じ行程にしました。

※2021年の赤岳鉱泉テント泊登山の様子は以下の記事をご覧ください。

【八ヶ岳】南八ヶ岳(硫黄岳・横岳・赤岳)を縦走する山旅 ~赤岳鉱泉テント泊編~
赤岳鉱泉でテント泊をして、硫黄岳~横岳~赤岳の稜線を歩いてきました。テント泊は昨年の富士見平小屋に続いて2回目。南八ヶ岳の絶景を満喫しつつ、赤岳鉱泉でのキャンプも楽しむことができて、最高の山行になりました。この記事では、今回の八ヶ岳テント泊...

今回の最大の目的は、前回はパスしてしまった阿弥陀岳に登頂すること。赤岳鉱泉や行者小屋からの周回ルートからわずかに外れますが、今回はあわせて登ってきました。

今回のルートは以下のとおりです。

南八ヶ岳の主要登山口の一つ、美濃戸口から入り、1日目は赤岳鉱泉まで。赤岳鉱泉のテント場でテント泊をし、2日目に、阿弥陀岳~赤岳~横岳~硫黄岳と歩いてきました。2日目も赤岳鉱泉にテント泊をし、3日目の朝に撤収して美濃戸口へ下山しました。

2日目に山歩きをした時の行程は以下のとおりです。

  • 05:45 赤岳鉱泉 出発
  • 06:15 行者小屋 到着(トイレ休憩)
  • 06:25 行者小屋 出発
  • 07:50 阿弥陀岳 到着
  • 08:15 阿弥陀岳 出発
  • 08:50 中岳
  • 09:45 赤岳 到着
  • 10:30 赤岳 出発
  • 10:50 赤岳天望荘
  • 11:00 地蔵ノ頭
  • 11:35 石尊峰
  • 11:55 横岳(三叉峰)
  • 12:20 横岳(奥ノ院)
  • 13:05 硫黄岳山荘
  • 13:25 硫黄岳 到着
  • 13:45 硫黄岳 出発
  • 15:00 赤岳鉱泉 到着(泊)

3日間合計で距離24.4km、累積標高2,074メートルでした。2日目の周回コースは、距離9.7km、累積標高1,225メートルと程よい感じですが、阿弥陀岳、赤岳、横岳と鎖場やハシゴ、岩場が多いため、数字以上に疲れました。

スポンサーリンク

南八ヶ岳の登山口「美濃戸口」への公共交通機関でのアクセス

今回利用した登山口「美濃戸口」への公共交通機関でのアクセスを紹介します。

  • 新宿駅 → 茅野駅(中央本線 特急あずさ号利用)
  • 茅野駅 → 美濃戸口
    • アルピコ交通 路線バス「美濃戸口線」(土休日と一部の平日のみ運行,片道1,700円)
    • タクシー(約6,000円)

登山シーズンには、茅野駅からアルピコ交通の路線バス「美濃戸口線」が出ています。基本的に土休日のみの運行ですが、7月下旬~8月下旬の夏山シーズンは平日も運行しています。今回はこの平日の運行期間でしたので、往復ともにアルピコ交通の美濃戸口線を利用しました。

アルピコ交通の美濃戸口線は、運転日には1日4往復運転されています。新宿駅を午前7時に発車する「あずさ1号」に乗車すると、茅野駅9時20分のバスに乗車でき、美濃戸口には10時頃に到着します。

南八ヶ岳エリアの主要登山口への公共交通機関でのアクセスについては、以下の記事にまとめていますので、ぜひご覧ください。

【南八ヶ岳】南八ヶ岳主要登山口への公共交通機関(路線バス等)アクセスまとめ(2024年版)
赤岳や権現岳、編笠山といった南八ヶ岳の主要登山口(観音平・富士見高原・天女山・美濃戸口・美し森・県界尾根登山口・横岳登山口)への公共交通機関でのアクセスをまとめました。主に、最寄りの鉄道駅からの路線バス・タクシー、予約制乗合タクシーなどを中心にまとめています。公共交通機関を利用して南八ヶ岳へ登山に行かれる方の参考になれば幸いです。
スポンサーリンク

美濃戸口から赤岳鉱泉へ

1日目は登山口の美濃戸口から、テント泊する赤岳鉱泉まで、約3時間の道のりです。前半は砂利の林道、後半は沢沿いの緩やかな登りと、歩きやすい道が続きます。重いテント泊装備を背負っている登山者には優しい道のりです。

美濃戸口の八ヶ岳山荘前で支度を済ませて出発!

美濃戸口バス停前にある八ヶ岳山荘

美濃戸口バス停前にある八ヶ岳山荘

茅野駅を9時20分に出るバスに乗り、午前10時頃に美濃戸口に到着しました。学生さんのグループが乗っていましたが、全員ゆったり着席できるくらいの乗り具合です。

美濃戸口のバス停の前には、八ヶ岳山荘という山小屋があります。宿泊もできますが、トイレや水の補給、軽食などもあり、登山の準備をするのにはもってこいです。

その八ヶ岳山荘の前で支度を済ませ、冷たい水を補給して、出発です!

林道を歩いて美濃戸山荘へ

美濃戸口登山道から続く林道

美濃戸口登山道から続く林道

美濃戸口の登山口からスタート。最初の1時間は、一般のクルマも走れる砂利の林道です。最初はほぼ平坦、沢を渡ってからは緩い登りになります。

樹林帯の中で、風も通るので涼しいです。美濃戸口の時点で標高が1,500メートルほどありますので、猛暑日の下界とは比べものにならない涼しさです。

美濃戸にある「美濃戸山荘」

美濃戸にある「美濃戸山荘」

途中、何台かのクルマに追い抜かれ、50分ほどで美濃戸山荘に到着。このあたりは「美濃戸」という場所で、この美濃戸山荘の少し手前には、「やまのこ村」「赤岳山荘」というあわせて3軒の山小屋があります。駐車場もあり、マイカー勢はここまでクルマで入ることができます。

美濃戸山荘前のテーブルで水分補給の休憩を取りました。美濃戸山荘の水場の水はとても冷たくておいしい!

北沢を歩いて赤岳鉱泉に到着!

美濃戸の北沢と南沢の分岐

美濃戸の北沢と南沢の分岐、赤岳鉱泉へは北沢へ

美濃戸山荘のすぐ先に、南沢と北沢の分岐があります。赤岳鉱泉へは北沢へ、行者小屋へは南沢を行きます。今回は赤岳鉱泉を目指すので、北沢へ。

この分岐を過ぎても、北沢沿いの登山道に入る「堰堤広場」までは、車両も通行できる林道を登っていきます。

そういえば、7月ということでアブを警戒していたのですが、もうトンボがかなり出てきていて、アブはほとんどいませんでした。美濃戸山荘の近くで数匹見かけたくらいです。

北沢登山道脇に咲く色鮮やかなトリカブトの花

北沢登山道脇に咲く色鮮やかなトリカブトの花

登山道脇には、あちこちでみかけるトリカブトが咲いています。沢の流れる音を聞きながら、砂利の林道を登っていきます。登山道としてみれば、かなり緩い登りです。

堰堤広場から先の沢沿いの登山道

堰堤広場から先の沢沿いの登山道

堰堤広場の橋を渡ると、ようやく登山道らしい道になります。ここから赤岳鉱泉の少し手前まで、この沢沿いの道を歩いていきます。

沢沿いに咲くホタルブクロの花

沢沿いに咲くホタルブクロの花

沢を何度か渡って登っていきます。登山道脇には、この「ホタルブクロ」の花が目立ちました。

沢沿いの木道を歩く涼しい登山道

沢沿いの木道を歩く涼しい登山道

沢沿いに架けられた木道を歩くところも。沢沿いの登山道は涼しくていいですね。傾斜もそれほどきつくはないので、テント泊装備を背負っていても難なく歩けます。

赤岳鉱泉のテント場

赤岳鉱泉のテント場に到着!

沢から離れて少し登ると、赤岳鉱泉のテント場に到着です。雲が多めのお天気ながら、稜線はきれいに見えていました。

のんびり休憩しながら歩いてきましたが、美濃戸口から約3時間、ほぼコースタイムどおりの時間で到着できました。

スポンサーリンク

赤岳鉱泉のテント場でまったりキャンプ

赤岳鉱泉にテントを張ったあとは、まったりとキャンプを楽しみます。赤岳鉱泉の温泉に入ったり、生ビールを飲んだり。夕食をとって、明日に備えて早めに就寝です。

赤岳鉱泉にテントを張って生ビール!

赤岳鉱泉の軽食コーナーの生ビールともつ煮

赤岳鉱泉の軽食コーナーの生ビールともつ煮

テント泊の手続きをして、テントを設営。下の広いテント場は、高校生の団体さんが大きなテントを張っていたので、上のほうの木陰にテントを張りました。場所的にはよかったですが、わずかに斜めでした。

その後は、赤岳鉱泉の軽食コーナーで生ビールともつ煮を購入して乾杯! 赤岳鉱泉はテーブルがたくさんあるので、そこに陣取って飲んでいました。今日、途中からご一緒したソロの年配の方としばし歓談し、楽しく過ごせました。

赤岳鉱泉の温泉

赤岳鉱泉の温泉で汗を流します

少しテントで休んだあと、夕方になってから赤岳鉱泉の温泉へ。テント泊でも温泉に1,000円で入れのはありがたいですね。石鹸やシャンプーは使えませんが、汗を流すだけでだいぶすっきりしますね。

温泉に入れる時間は14時~18時。終了直前の17時半過ぎに行ったら空いていて独占できました。山小屋泊の方々は夕食の時間だっかのかもしれませんね。

夕食のフリーズドライの野菜カレー

夕食のフリーズドライの野菜カレー

夕食は持参したアマノフーズのフリーズドライの野菜カレーを、アルファ米にかけていただきました。テント泊ごはんの定番です。具がたっぷりで、味も良いのでおすすめです。

夕陽で赤く染まる赤岳

赤岳鉱泉からの赤岳の眺め

赤岳鉱泉からの赤岳の眺め

テント場に到着したときは雲が多めのお天気でしたが、だんだん晴れてきて、夕方になると赤岳もくっきり! 明日のお天気も期待できそうです。

赤岳鉱泉テント場から眺める赤岳稜線のアーベントロート

赤岳鉱泉テント場から眺める赤岳稜線のアーベントロート

日没直前、赤岳~横岳の稜線が赤く染まりました。いわゆるアーベントロートですね。みなさん、下のテント場まで下りてきて、この様子に見入っているようでした。

素晴らしい光景を眺めることができたので、今日はこれで就寝。明日の登山に備えましょう。

スポンサーリンク

ガスが取れて絶景の阿弥陀岳に登頂!

翌日2日目は、午前6時前にテント場を出発して山歩きへ。行者小屋から中岳のコルへあがり、そこから阿弥陀岳へ。早朝、ガスに覆われていた稜線は、登頂するころにはすっかり晴れて、阿弥陀岳山頂からの絶景を満喫することができました。

軽い朝食を済ませてテント場を出発

無印のバウムとスープで軽めの朝食

無印のバウムとスープで軽めの朝食

2日目は午前4時過ぎに起床。4時を過ぎると、あちこちのテントで活動を始める音がするので、自然と目が覚めてしまいますね。高校生の団体さんが朝食の準備をしている横で、軽い朝食を済ませました。

コーヒーで温まる

コーヒーで温まる

気温は15℃くらいで、それほど冷え込みませんでしたが、温かいコーヒーがおいしい。

上を見上げると、稜線がガスで覆われています。日が出てきて気温が上がれば消えそうなガスなので、それを期待して支度をします。

赤岳鉱泉のトイレ横の行者小屋への登山道

赤岳鉱泉のトイレ横の行者小屋への登山道から出発!

午前5時50分、赤岳鉱泉のトイレの横から続く登山口から出発!

中山乗越を超えて行者小屋へ

赤岳鉱泉から中山乗越への登り

赤岳鉱泉から中山乗越への登り

赤岳鉱泉から緩い登りが続きます。前回は逆向きに硫黄岳から赤岳へ向けて歩き、行者小屋から赤岳鉱泉へと戻ったのですが、そのときの記憶だとほぼ平坦だったような……。実際には、途中の中山乗越までほぼ登りですね。標高差も100メートルほどあるようです。記憶はあてにならないものです(笑)

中山展望台への分岐がある中山乗越

中山展望台への分岐がある中山乗越

登りきったところが「中山乗越」です。5分ほど西へ行ったところに「中山展望台」という景色の良いスポットがあるのですが、先が長いのでパスして行者小屋を目指します。

行者小屋

行者小屋に到着!

中山乗越から少し下ると、すぐに行者小屋です。赤岳鉱泉から25分くらいでした。

静まり返った行者小屋

静まり返った行者小屋、ガスは少し晴れてきました

行者小屋の前は閑散としています。テント場にテントはほとんどなく、休憩しているのも、少し先に赤岳鉱泉を出発していった高校生の団体さんだけでした。赤岳鉱泉のテント場はそこそこ賑わっていたので、ちょっと驚きました。

稜線の北側からガスが少し晴れてきているようです。これから目指す阿弥陀岳のほうはまだガスがかかっていますが、山頂に着くころにはきっと晴れるでしょう。

行者小屋テント場脇の登山道入口

行者小屋テント場脇の登山道入口

行者小屋でトイレをお借りし、軽く水分補給してから出発です。テント場の横にある登山道から登っていきます。

中岳のコルで稜線に!

文三郎尾根と中岳のコルへの分岐

文三郎尾根と中岳のコルへの分岐

行者小屋から少し登ったところに分岐があります。左は文三郎尾根を登って赤岳へ、右は中岳と阿弥陀岳の鞍部にある「中岳のコル」へ登る道です。前回は左側から行者小屋へ戻ってきましたが、今回は阿弥陀岳に登るので右側へ。

樹林帯を登る中岳のコルへの登山道

樹林帯を登る中岳のコルへの登山道

樹林帯の斜面をジグザグに登っていきます。最初は針葉樹の薄暗い道でしたが、少し登ると日差しが差し込んできました。途中で、先に出発していた高校生の団体さんに先を譲ってもらい、淡々と登っていきます。

すっかりガスが晴れて青空が広がる中岳のコルへの登山道の様子

すっかりガスが晴れて青空が広がります

木々が少なくなると、空には青空が広がっていました。登っている間にガスはほとんど消えてしまったようです。

中岳のコルへの登山道からの中岳と赤岳の眺め

中岳のコルへの登山道からの中岳と赤岳の眺め

手前が中岳、奥が赤岳です。ちょっと逆光気味ですが、こちらもすっかり青空! 稜線に出る中岳のコルまであと少し!

登山道脇に咲くイブキジャコウソウの花

登山道脇に咲くイブキジャコウソウの花

登山道脇にはイブキジャコウソウがたくさん咲いていました。

中岳のコル直下の滑りやすい急登

中岳のコル直下の滑りやすい急登

中岳のコルの直下、最後の登りの区間は、土がむき出しの急登でした。ロープが張ってありますが、滑りやすいので要注意。

中岳と阿弥陀岳の鞍部にある「中岳のコル」

中岳と阿弥陀岳の鞍部にある「中岳のコル」

午前7時10分過ぎ、中岳のコルに到着! 稜線に出ると風が吹き抜けていて気持ちがいいですね。

中岳のコルで小休止

中岳のコルは景色がよく、とても気持ちが良いので、ここで短い休憩を取りました。

中岳のコルからの富士山の眺め

中岳のコルからの富士山の眺め、雲海に浮いているようです

中岳のコルから南側を眺めると、雲海に浮かぶ幻想的な富士山が見えました。

中岳のコルからの阿弥陀岳の眺め

中岳のコルからの阿弥陀岳の眺め、なかなか険しい登りです!

そして、西側にはこれから登る阿弥陀岳! 写真で見るよりもかなり急で切り立った崖のような登山道を登っていきます。硫黄岳あたりから眺めると、阿弥陀岳は、赤岳に負けず劣らず存在感のある山なんですよね。

休憩している間に、途中で先を譲ってもらった高校生の団体さんが登ってきました。引率の先生らしき方によると、阿弥陀岳ではなく、赤岳に登って、赤岳鉱泉に戻るのだそうです。

中岳のコルを出発して阿弥陀岳へ!

中岳のコルを出発して阿弥陀岳へ!

中岳のコルでヘルメットを装着。ショルダーハーネスに付けていた一眼レフカメラをザックにしまって、阿弥陀岳にアタックします。

岩場・鎖場・ハシゴを登って阿弥陀岳に登頂!

中岳のコルからすぐの岩場の急登

中岳のコルからすぐの岩場の急登

最初から急登が続きます。鎖場や岩場は難しくはありませんが、浮石が多いので、石を落とさないように細心の注意を払います。前を歩く方と、少し間を開けていきましょうと話しました。

浮石が多い道が続く阿弥陀岳への登山道

浮石が多い道が続く阿弥陀岳への登山道

この写真でもわかるように、浮石がとても多いです。一歩間違ったら滑落!みたいな場所はほとんどないですが、落石対策としてヘルメットはあったほうがよいと思います。

阿弥陀岳山頂へ続く鎖場

阿弥陀岳山頂へ続く鎖場

急傾斜の岩場には鎖が張られていますが、足場はしっかりしているので、鎖をつかまなくても登れるところも多いです。

大きな岩が連なる阿弥陀岳への登山道

大きな岩が連なる阿弥陀岳への登山道

大きな岩がゴツゴツと連なる岩場です。

岩場・鎖場ゾーンを抜けると見える阿弥陀岳の山頂

岩場・鎖場ゾーンを抜けると見える阿弥陀岳の山頂

岩場・鎖場が続く急登ゾーンを登りきると、山頂が見えてきました。ここから先は、それほど険しい岩場はありませんでした。あと少し!

阿弥陀岳山頂に登頂!

阿弥陀岳山頂に登頂!

7時50分頃、阿弥陀岳の山頂に到着!

阿弥陀岳山頂で絶景を満喫!

ザックを降ろして、休憩がてら、山頂からの絶景を眺めましょう。

阿弥陀岳山頂からの北八ヶ岳の眺め

阿弥陀岳山頂からの北八ヶ岳の眺め

北側には、硫黄岳~天狗岳、そして、蓼科山まで続く北八ヶ岳の山々を一望できます。その奥は雲海になっていますね。

阿弥陀岳山頂から眺める北アルプスの山々

阿弥陀岳山頂から眺める北アルプスの山々、全部見えます!

北西側に目を向けると、乗鞍岳から白馬岳まで、北アルプスがすべて見えます。これは本当に見事ですね! まだ時間も早いので、稜線にはいっさい雲がかかっていません。

阿弥陀岳山頂からの槍・穂高連峰の眺め

阿弥陀岳山頂からの槍・穂高連峰の眺め

北アルプスの中でもひときわ険しい槍ヶ岳と穂高連峰もバッチリ! 壁のように聳える姿が印象的です。その手前の稜線は常念山脈でしょうか。

阿弥陀岳山頂からの南アルプスの眺め

阿弥陀岳山頂からの南アルプスの眺め

八ヶ岳のすぐお隣にある南アルプスも良く見えますが、こちらは少しガスが上がってきてしまいました。

広々とした阿弥陀岳山頂の様子

広々とした阿弥陀岳山頂の様子

阿弥陀岳山頂の様子です。山頂は平坦で比較的広く、休憩やランチにもぴったりです。赤岳の山頂はあまり広くないので、こちらで長時間の休憩を取るのもありですね。赤岳と比べると登る人が少ないのか、あまり混んでいないのでゆっくりできます。

次に目指す赤岳

次に目指す赤岳

これから目指す赤岳です。いったん、先ほどの中岳のコルまで戻り、そのあと手前に見える中岳を超えてから、赤岳にアタックする形になります。これまた、なかなかしんどそうですね……。

こんな感じで、阿弥陀岳山頂で30分ほど景色を眺めつつ休憩しました。

中岳のコルへの下りは要注意!

阿弥陀岳山頂から中岳のコルへと下る登山道の入口

阿弥陀岳山頂から中岳のコルへと下る登山道の入口

先ほど登ってきた道を中岳のコルまで下ります。浮石が多いので滑らないようにかなり気を使いました。岩場・鎖場そのものは、それほど難しくはありませんが、落石(落とされる方も落とす方も)に注意が必要です。

中岳のコルからの富士山の眺め

阿弥陀岳から中岳のコルまで戻ってきました

20分ほどで中岳のコルまで戻ってきました。

このあと、中岳を超えて赤岳に登り、横岳~硫黄岳と縦走しますが、その様子は以下の記事でお届けします。ぜひご覧ください!

【南八ヶ岳】赤岳鉱泉にテント泊して阿弥陀岳・赤岳~硫黄岳を周回登山! ~赤岳→硫黄岳縦走編~
赤岳鉱泉にテント泊し、阿弥陀岳、赤岳~硫黄岳と歩いてきました。お天気に恵まれて、阿弥陀岳山頂からは見事な絶景! 赤岳~硫黄岳の縦走中も、東側からガスが上がってきたものの、西側はずっと晴れていて、素晴らしい景色を眺めながらの縦走を楽しめました。この記事では、中岳から赤岳に登り、赤岳から硫黄岳へ縦走する様子をお届けします。

以上、『【南八ヶ岳】赤岳鉱泉にテント泊して阿弥陀岳・赤岳~硫黄岳を周回登山! ~阿弥陀岳登頂編~』でした。赤岳鉱泉から行者小屋を経て中岳のコルに登り、そこから阿弥陀岳にアタックしました。山頂からの景色は素晴らしく、お天気に恵まれたこともあって、絶景を満喫できました。

スポンサーリンク

関連記事

八ヶ岳のおすすめの山や縦走コースの紹介記事です。

八ヶ岳エリア
南八ヶ岳は、ゴツゴツとした絶景の稜線歩きを楽しめるエリアです。八ヶ岳最高峰の赤岳(2,899メートル)をはじめとして、硫黄岳、横岳などの南八ヶ岳の主稜線は、岩場や鎖場が続く核心部。お天気の良い日に登れば、素晴らしい絶景を楽しむことができます。日帰りで登れる編笠山や西岳、権現岳なども魅力的。首都圏からのアクセスも良く、北アルプスなどに比べるとコンパクトにまとまっている山域なので、日帰りや1泊2日でも十分に楽しむことができます。

南八ヶ岳エリアの主要登山口への公共交通機関でのアクセスをまとめた記事です。

【南八ヶ岳】南八ヶ岳主要登山口への公共交通機関(路線バス等)アクセスまとめ(2024年版)
赤岳や権現岳、編笠山といった南八ヶ岳の主要登山口(観音平・富士見高原・天女山・美濃戸口・美し森・県界尾根登山口・横岳登山口)への公共交通機関でのアクセスをまとめました。主に、最寄りの鉄道駅からの路線バス・タクシー、予約制乗合タクシーなどを中心にまとめています。公共交通機関を利用して南八ヶ岳へ登山に行かれる方の参考になれば幸いです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました